呼吸も姿勢から

　操体法を創った橋本敬三先生は、「息」、「食」、「動」、「想」の４つのバランスが良ければ健康は保たれると仰っています。

　当院ではそのうちの「動」についてスポットを当てています。「動」がよければ姿勢も良くなり、「息」つまり「呼吸」も楽になります。

　深くゆったりとした「呼吸」ができれば、座禅をしているように脳内にα波が出てリラックスした状態になり、ゆったりとして物事を正しく判断することが出来て、「想」も良くなると思います。

　来院される多くの人は呼吸が浅いのが氣になります。膝を立てて仰向けの姿勢で呼吸をしてもらうと、深くて大きな呼吸が出来ます。しかし、椅子に座った姿勢で呼吸をしてもらうと何故か深くて大きな呼吸が出来ない人がいます。

　それは椅子に座った姿勢が悪いからです。図のような姿勢では横隔膜が圧迫されて呼吸も浅くなります。姿勢が悪いと腰痛や肩凝りはもちろん、内臓も圧迫されるので、胃腸や循環器にも影響を与えます。

　ＧＷも後半ですが、電車、バス、車などで図のような姿勢を長時間余儀なくされるお父さんが、多く来院されています。

　特に車の運転を長時間される方は、ときどき休んで身体を伸ばし、深呼吸してみてください。

　　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院