西荻窪の整体 木村均整院のブログ

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あぐらと座禅

2006年10月19日 | 健康
 畳や床に座ってパソコン等の仕事をする。その時に「あぐら」をかいていませんか?

 当院では最初にどのような姿勢で多くの時間を過ごしているか?お聞きします。腰痛を訴える方に多い姿勢が、この「あぐら」です。

 実際にその姿勢をとってもらい確認すると、ナルホドと思う姿勢をしています。私たち人間の背骨は頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、その下に仙骨や尾骨があります。これらが横から見てS字になっていなければいけないのが、「あぐら」をかくとC字になっています。

 私達の身体は生理的湾曲といって、背骨がS字状になっています。このS字になることで上半身の重さが分散されます。「あぐら」の姿勢ですと背中が丸まり、どうしても背骨がC字になってしまいます。その姿勢で長時間座っていたら、腰が痛くなるのは当たり前です。 
 
 「あぐら」と同じような姿勢に「座禅」がありますが、これは似て非なるものです。「座禅」は坐骨と両膝で体を支え、背骨はS字になります。結果、良い姿勢になります。そして腹式呼吸がしやすくなります。

 良い姿勢で腹式呼吸をすると骨盤内にある腸腰筋がリラックスし、結果、腰痛予防になります。

 「座禅もあぐらも同じような姿勢じゃないですか?」という方がいましたが、全く違うものです。座禅の道場であぐらをしていたら・・・「喝」を入れられてしまうでしょう。(笑)

 どうしても「あぐら」で長時間仕事をしなければならない人は、お尻の下に座布団を厚めに敷き、身体がやや前傾するような姿勢になるようにしてください。そうすると背骨がS字になり、腰への負担が減りいいでしょう。


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