鳥の捌き方

　飲食店を経営しているＤさんが施術後に面白いことを言っていました。Ｄさんは経営の傍ら厨房で自ら調理もすることがあるそうです。

　厨房では鳥を一羽捌いたりされるそうですが、同じ種類の鳥でも若いものと年取ったもの、筋肉の柔らかいものと硬いもの、筋が硬いものと柔らかいもの等々、１羽１羽皆違うので捌き方や調理の仕方も少し違ってくるそうです。

　特に捌く時には五感をフル活用して効率よくしないと時間がかかってしまいますので、職人の技でそれぞれの鳥に合った方法で捌いていくそうです。

　何故か私の手触りがそれに似ていたそうです。捌かれる鳥になったような気分だったと仰っていました。

　施術をしていて確かに１人１人筋肉の質や感覚が違います。同じ人でもその時の体調や季節によっても身体の質が違います。その瞬間に一番適した施術を心がけています。しかし、鳥の捌き方と比較されるとは思いませんでした。面白いですね。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院