歩くのが早くなった

　最近は寒い日が続きますね。寒いとどうしても身体を硬くして小さな歩幅で歩いてしまいます。子供や若い人は気にならないでしょうが、歳を取るとどうしても歩幅が狭くなり、歩く速度も遅くなります。

　施術後、60代の女性で、歩くのが遅くなったという方に、「何とか早く歩けるようにならないか？」と質問されました。

　そこで即席の歩き方教室をつくり、実際にその場で実際に歩いていただくと小股で膝から下だけを使って歩いていました。歩くことは健康上非常に良いことですが、歩き方が悪いと逆効果になる場合があります。

　歩くときは足だけを使っているのではありません。全身使います。極端な例ですが、100メートル走で手を使えないように縛って走ったらオリンピック選手でも普通の人以下のタイムしか出ないかもしれません。

　その女性には、リラックスして肩胛骨や骨盤を使い、股関節から大股で歩くよう指導しました。すると真面目な方ですので、さっそく毎日、練習されたそうです。

　次に来院されたときに「先生、歩くのが早くなった！」といきなり言われ、笑ってしまいました。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院