適当にしよう

　「適当に」や「いい加減に」というと「でたらめな」、「不真面目な」、「曖昧な」といったあまり良くない意味で捉えられているようですが、逆に「適度な」、「適切な」、「良い加減」という良い意味もあります。

　暖かくなり運動するには適した季節になりましたね。しかし、急に運動してかえって体を悪くする場合が多いです。

　日本人の体質なのか、ノルマのようなものを設けてジョギングやウォーキング等の運動をされる人がいますが、ガンガンやらずに「適当に」やることがよろしいと思います。

　先ほど来院された２０代の男性は、高校時代に野球をしていたそうで、いい体格をしていましたが、体が硬く、肩凝りと腰痛で来院されました。

　まだ、若くスポーツマンだったせいか数回ほど施術しただけで、かなり改善し驚いていました。更に良くなるようにイチロー選手のように軽いストレッチのような運動を薦めましたが、「いい加減ですね。そんなの効果あるの？」っと聞かれガッカリしました。

　確かに体育会系のガンガンやるのは、即効性があるのですが、体を傷つける場合が多いです。そして感覚を鈍くさせる場合がほとんどです。今まで何人もそういう人を観てきました。

　そういう人には、「適当に」、「いい加減に」といことを薦めていますが、身体の声を聴き「適当に」体と対話することがなかなか受け入れられないようです。

　もうすぐサッカーのワールドカップが始まりますね。あまり頑張りすぎずリラックスし「適当に」した方が良い結果が出ると思うのは私だけでしょうか？特に監督さんは、あまり気負いすぎないでリラックスして欲しいです。指揮官が落ち着くと選手も安心します。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院