右の乳房を、全摘出の癌さぞおそろしいであろう、今日は手術の日。
48歳になっても、胸を失うことがなんとかなしいことなのだ。
早期発見ができなかったのは、残念であるが治ると思って治療していただきたい。
乳房がなくても、元気に女として生きている人はたくさんいるからあきらめないでほしい。
いろいろな病気の中で、癌が一番怖い。
早期発見もできない場合があるのが、なお怖いのだ。
仲のよい夫婦に意地悪みたいに、癌がやってきた。
髪を短くしたのは、病気のためと知ったので、さぞ女の命を懸けての本気で戦う意欲が感じられる。
だんな様と、子供たちとみんなで戦うなら、おそらく癌は退散すると思う。
痛い苦しいよりも、乳房を喪失する女としての苦しみはいかなるものか、乗り越えてほしい。
長生きするためには、いらないものは全部とらないといけない。
せめて、そんなすごいことをがんばったのだから、長生きさせてあげたい。
がんばれしかいえないが、5年で転移がないなら、助かるのだ。
せめて、元気な笑顔を見せてくれた、今の今までに、感謝したい。