
私が住む、私が福祉士として勤めているこの地域では、高齢化率37.89%です。高いな~ってな印象でしょうか。ちなみに、三重県は27.6%、全国では、26.7%。比べると、さすが、田舎!高い数値です。
ちなみに、高齢化率が7%を超えた社会を「高齢化社会」、14%を超えた社会を「高齢社会」、21%を超えた社会を「超高齢社会」というんですが、まさに、今、日本は超高齢社会なんです。
日本がはじめて「高齢化社会」となったのは1970年です。日本万国博覧会が大阪で開催、三島由紀夫割腹事件があった年です。ちなみに、私はまだ産まれてません。で、24年後の1994年に「高齢社会」に。この年は製造物責任法が成立、松本サリン事件があった年です。痛ましいこの事件よく、覚えています。予想以上に高齢化社会が進んでいること、びびったんでしょうね、このままじゃ、医療費やばくねぇてな感じでしょうか。新・ゴールドプランってのが制定されて、在宅介護の充実に重点を置いた目標設定がなされたんです。そうして、あれよあれよと、2007年に高齢化率が21%を超えました。「高齢化社会」から「高齢社会」にかかった時間は、日本が24年なのに対し、フランスは114年、ドイツが46年です。
日本はメチャクチャ高スピードです。右見ても左見てもじっちゃん、ばっちゃんばっかです。
ちなみにですが、日本人の平均寿命ですが、現在、男性が80.79歳、女性が87.05歳です。メチャクチャ生きます。でもですね、じっちゃん、ばっちゃん、ちょー元気です。80代で軽トラちりきってくばあちゃん何人も知ってます。
歴史的に寿命をみると、室町時代 33歳(私はもう死んでます)、江戸時代 45歳、明治24~31年 43歳、大正15~昭和5年 46歳、昭和10~11年 48歳、昭和22年 52歳平成19年 82歳となっています。戦前なんか、52歳ですよ!
桶狭間の戦いで、今川軍が攻めてきた事を聞いた織田信長さんが、 「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか」(人間の一生は所詮五十年に過ぎない。… )と謳った、信長さんも、47、8で亡くなってます(明っさんが謀反なんかせんかったら歴史は変わってたかも…おしい…)。昔は、殺されたりするし、病気で早くに亡くなることも多かったでしょうし、データ的には信憑性に問題がありますが…。
とにかく、今は、長生きするんです。医療技術者の方々、それを支援する人たちの並々ならぬ努力で今があるんだと思います。それは、ホントに感謝です。
自分の事は経済的にも肉体的にも自立しているということ、(なんやったら、今問題になってるけど、医療費介護保険自己負担料~お~お~3割でも4割でも払たら~!くらいの余裕と意気込み)、自身の事は自ら選択できるパワーがあるということ(施設に入っても、私は、プリーツスカートを履きたいの!レクに参加するよりゆっくり1人で本眺めていたいの!くらいの…)、とにかくー元気で笑って居られること、などなどが備わって、「長生き」であれば申し分ありません。
ま、そもそも、私はそんなに長生きをしたいと思ってません。77、8くらいで平穏死希望です。
90近くまで生きられる昨今、医療が進歩しまくった昨今、自分の生き方、死に方をちゃんと考えないと、と思うんです。じゃないと、生きてるというより、仕方なく生かされてる事になるからです。

厚生労働省データ