天気予報は曇り時々晴れなれど、本日も快晴なり。
三渓園へ。
今日は久々に建物見物。
三渓園の梅は今が見頃。
臥竜梅。
緑萼梅。
三渓園は、明治時代末から大正時代にかけて製糸・生糸貿易で財をなした原富太郎(号・三渓)によってつくられた広さ17.5万㎡の日本式庭園。
明治初年に三渓の義祖父・原善三郎(三渓は女学校の教師をしていたけど、豪商・原家に婿養子に入り家業を発展させた)が現三渓園一帯の土地を購入し、明治35年頃に三渓が自宅とした。
が、三渓は「土地は自分のものだが、自然の景色は市民のものだ」という信念のもと、明治39年に外苑部分を市民の行楽のために無料で公開したのが始まり。
数寄者・美術品コレクターとして様々な蒐集をしたけど、古建築まで集めたのは、すごい。
三渓がどういうつもりでコレクションしたかはわからないけど、三渓があちこちから移築した古建築は、今となれば貴重な文化財となっている。
三渓園に国重要文化財の建物が10棟ある。
といっても、ただいま改修工事中が何棟かある。
ま。見物。
旧天瑞寺寿塔覆堂。
構造規模:入母屋造・本瓦葺
建築年代:桃山時代・天正19年(1591年)
設計施工:不詳
豊臣秀吉が母・大政所の病気平癒を祈り、大徳寺の塔頭・天瑞寺の建物。
蕗の薹。
月華殿。
構造規模:入母屋造・檜皮葺・庇柿葺
建築年代:桃山時代
設計施工:不詳
宇治は三室戸寺金蔵院の客殿。
それにしても写真が難しい。
なんでこんなに白茶けちゃうんだろ???
コンデジ任せでシャッター押してるだけじゃダメなんだろうな(^^;
天授院。
構造規模:寄棟造・妻入・茅葺
建築年代:江戸時代・慶安4年(1651年)
設計:不詳
施工:鎌倉扇谷の九ェ門
建長寺東外門の南にあった心平寺の地蔵堂。
お堂前の桜そろそろ咲きそう。
聴秋閣。
構造規模:上重寄棟造・下重入母屋屋造・檜皮葺
建築年代:江戸時代初期
設計施工:不詳
徳川家光が佐久間将監に命じて建てさせた御茶屋。
春草廬。
構造規模:三畳台目茶室・切妻造・柿葺
建築年代:江戸時代初期
設計施工:不詳
宇治は三室戸寺金蔵院の客殿に附属していた茶室で、月華殿と共に来た。
ん・・・ダメ。もうダメ。どうやって撮っていいんだかわかんない。
季節なのか天気なのかカメラなのか腕なのか。
猫まで白茶けてるじゃん(^^;
本日の三渓園建物見物はここで断念。