『ロールシャッハの鮫』スティーヴン・ホール
う~ん。
帯の文句が大げさ。
サイコ・サスペンス
(あんまり。)
サイバーパンク
(多少。)
ラブ・ストーリー
(確かに。)
小説の最新進化形
(へぇ。)
謳い上げ過ぎだってば。
個人的には、アリスの青年版ラブ・ストーリーin オズの魔法使いという把握。
なんか、青い、青いわぁ。
羨ましくも?ヤング部門といった感じ。
この分厚さで、この内容だったら─
映画があれば、そっちで間に合わせます。
(生憎、まだ映像化は完成してないっす。)
そんなにはイケてないけど、母性本能(死語か?)をくすぐる主人公。
とくれば、その彼女はイケてる訳さ~。
(じゃないと、読む気失せるでしょ?)
この設定が、時と場合によってはイラつく。
利用された、されてないのくだりは、‘もう勘弁して下さい’、な状態です。
ぶりっこ(明らかに死語)つーか、ぶり男めがっ!
えっ?ただの草食系?
失礼しました─
この本、青少年向けだよねぇ?
映画好き、ファインアート学習済みなとこや、引用作家も一貫してて、
一つの世界を構成してるんだけど。
解るんだけど、なんか同調出来ないというか。
同じぐらい盛り上がれんわ。生憎。
しかも。
タイポグラフィの鮫、カワイイんですけど?
ものすごい疑問!
恐れるべき敵のハズじゃあ…
わざわざページを割いて載せてるし~
これ、最大の疑問ね。
怖くないんすけど?この鮫。
いくら概念だとは言え、こんなオシャレに作成してくれちゃ、ダメでしょ~?
ったく。
ここらへんが青いんじゃあっっ!!
主役のエリックが可愛いのは解るが、
鮫まで可愛くしてどーすんじゃあ~!?
とは言え。
それなりに楽しんだけどね。