【マンハッタン少年日記】ジム・キャロル
1963年、ニューヨーク。
アルコールにドラッグ、セックスとバスケットボール。
荒れに荒れた青春の日々。
しょ、少年日記なんだよねぇ?
詩人ジム・キャロルの13歳~16歳までの日記。
早熟な悪ガキは、その後ロック歌手としても活躍。
バスケのスター選手であるジム少年。
不良仲間とつるんでは、
セキ止めシロップをがぶ飲み。
マリワナや、錠剤やらを常習。
もちろん、世界の中心は女の子。
ジム少年の赤裸々なセックスライフ。
少女たちの奔放さに絶句。
(はい、確認。13歳とかなんだよねぇ?)
その後の地獄はヘロインと共にやってくる。
ドラッグを甘くみて、気軽に手を出してしまったが最後。
あれよあれよと、中毒に。
薬欲しさに、盗みを働き、挙句の果てに売春までする始末。
愛人のマダムにお小遣いを貰い、
地下鉄のトイレで男娼行為。
ホテルにだって付いて行ってしまう。
(はい、確認。この時15歳とか16歳)
根城はゴミだらけ。
使いまわしの汚い注射器。
見ただけでゾッとするほどなのに、我慢できずに使ってしまう。
コントロール不能の恐怖。
落ちるとこまで落ちるジム少年。
しかして。
地獄はそれだけでは終わらない。
おぉNO!!
少年院での過酷な日々。
強姦、暴行、殺人、自殺。。。
あらゆる暴力が一挙に押し寄せる。
そして。
更なる悪夢。
禁断症状。。。
この50年代、60年代という時代の空気とは。
冷戦、核の恐怖の色の濃さ。
“七つから九つの頃、何か楽しみにしていることや、
やりたいことがあると、それがすむまで核戦争がおこりませんように!
と、いつも祈っていた。その祈りが、大きくなるにつれて、
お願いだから今やってることが終わるまで絶対にボタンを押さないで!という風になった。”
“でも、こういったことがすっかり過去のことになったわけではなく、
解決したわけでもない。何も変わってない。
ただ、ほんの少しだけ物事がわかるようになっただけさ。
核戦争の恐怖は政府の道具……効果満点だし、奴らは使い方を良く知っているよ。
ぼくだっていまだにこの道具で、自分の時間を計っている。”
ディカプー(ディカプリオ)主演の映画版。
むか~し観たけど、忘れちゃったな。
マーク・ウォールバーグも出演してたなぁ。。。
「バスケットボール・ダイアリーズ」(1995年)
ふうむ。
また観てみるかなぁ?