木のぼり男爵の生涯と意見

いい加減な映画鑑賞術と行き当たりばったりな読書によって導かれる雑多な世界。

乱れた大気

2012-08-31 08:06:03 | 日記


『乱れた大気』アーウィン・ショー
ラジオ業界を舞台に、赤狩りによって傷つけあい、騙しあう事になる哀しき人間関係を描く。
今、考えれば、国をあげて、なんであんな事になったのか首をかしげてしまう。
この本を読んで、その状況に身を置き、疑似体験。

政府からの圧力や、スポンサー、上司からの通達。
(まぁ、結局は脅し。)
自分の仲間であるキャストやスタッフに伝えたり、取り持ったり。
この状況、どうよ?
ぜったい、どの立場にもなりたくないはず。
登場人物の皆さんだってなりたくてなった訳じゃないでしょうけど。

世の中が正常な状態である事を考える。
言わせない空気、許さない状況、時代によってあるんですねぇ。
過去の事を軽々しく批難は出来ないなぁ。


“〜我々は、誰も他人のありのままをみることはありません。自分のエゴというひび割れを通してしか眺めていないのです。
虚栄、恐怖、欲望、競争心。
こうした自分自身のエゴが生み出すあらゆる歪みが、自分の目に映る周囲の者の像を決定しています。〜”
byテネシー・ウィリアムズ(エリア・カザンへの手紙)
『ザ・フィフティーズ』D・ハルバースタムより


映画
「エデンより彼方に」(2002年)
「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」(2008年)
「めぐりあう時間たち」(2002年)
なるほど。
ファッションやら、インテリアやら素敵なのに。
必ずしも幸せでは無かった時代か。

そして時代は「マッドメン」(TVシリーズ)の時代(60年代)へ。
って、やっぱり病んでる!!
あらあら。

ちなみに。
アーウィン・ショーは『乱れた大気』がベストセラーになったのに。
映画化、舞台化に反対する圧力、脅迫によって実現しなかった事を受け。
アメリカを捨てたそうです。
その後、20年以上にわたって、アメリカに住居をもとうとしなかったらしい。
あまりに、傷は深い。
そして、怒りと失望は小説そのまま、だぶってみえる。

人の愚かさや醜さは、否定しようが無いけれど。
出来れば、ほどほどで生きてける時代がいいなぁ。








映画で4コマ【ロボコップ】

2012-08-30 06:48:12 | 日記





『ロボコップ』(1987年)
ロボコップな‘アレックス’(ピーター・ウェラー)

『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモート(レイフ・ファインズ)

『タイムマシン』(2002年)
未来の…地底人

『ロード・オブ・ザ・リング』(2001年)
ウルク=ハイのラーツ(Lawrence Makoare)

映画で4コマ【ブーリン家の姉妹】

2012-08-29 07:14:20 | 日記





『ブーリン家の姉妹』(2008年)
アン・ブーリン(ナタリー・ポートマン)
メアリー・ブーリン(スカーレット・ヨハンソン)

『スモーキング・ハイ』(2008年)〈日本未公開〉
原題:PINEAPPLE EXPRESS
ソール(ジェームズ・フランコ)
デール(セス・ローゲン)

『ソロモン・ケーン』(2009年)〈日本未公開〉
マラキ(ジェイソン・フレミング)

『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』(2005年)
タムナスさん(ジェームズ・マカヴォイ)

無名なるイギリス人の日記

2012-08-28 23:10:05 | 日記


『無名なるイギリス人の日記』ジョージ&ウィードン・ダロウスミス
フィクションの日記。生真面目で、ダジャレ好きでちょっとセコイ。礼儀やら階級にこだわる割には、うっかり屋で、バカにされやすい。日本語の訳も上手く、かなり可笑しい。

『比類なきジーヴス』P・G・ウッドハウス
ああ言えばこう言う、口の減らない台詞のやりとりが最高。表現力が素晴らしくユーモラス。余りに可笑しくて震えながら読むシリーズ。訳ももちろん素晴らしい。

『まじめが肝心』オスカー・ワイルド
キュウリのサンドイッチからして、なんだか笑える。全員、自分勝手なところが面白い。嫌みと減らず口が満載。

『ボズのスケッチ』ディケンズ
特に前半がユーモアたっぷりで可笑しい。

『going solo』ロアルド・ダール
ダールの若かりし頃を綴った作品。カツラの人の話やら、船でのエピソードが笑える。アフリカでのエピソードは冒険譚としても秀逸。

『ボートの三人男』ジェローム・K・ジェローム
これも名作中の名作。最初の病に関する部分、爆笑もの。ユーモアとは、こういうものだという良書。そして最良書。

『THE BOOK OF BUNNY SUICIDES』アンディ・ライリー
イラストのみでブラックユーモアを楽しむ。その手の込みようや、気長さ、バカバカしさを堪能。


「〜君は本当に奥さんを連れ戻したいのかね?」
「ええ」
「独身のほうが、とても平和に暮らすことができるんですよ。」
「平和は求めていないんです──まだ。」
グレアム・グリーン『負けた者がみな貰う』より

やはり、イギリスのユーモアには、甚だしき魅力有り。


十七歳の若造ピットは入社してわずか六週間なのに、当方に向かって、
「まあ、かっかしなさんな」
なぞとほざく。
此方は会社に二十年も奉公している身だと教えてやったら、奴は無礼にも、
「そう見えますよ」とぬかす。
『無名なるイギリス人の日記』より。

映画で4コマ【バーン・アフター・リーディング】

2012-08-28 09:49:54 | 日記




『バーン・アフター・リーディング』(2008年)
ハリー( ジョージ・クルーニー)
『アリス・イン・ワンダーランド』 (2010年)
トウィードルダム/トウィードルディー(マット・ルーカス)
『ウォレスとグルミット/ペンギンに気をつけろ!』 (1993年)
お尋ね者のペンギン、マグロウ

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ
アルウェン(リヴ・タイラー)

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』 (2009年)
レミー・ルボー‘ガンビット’(テイラー・キッチュ)

『フローズン・タイム』 (2006年)
原題:CASHBACK シャロン(エミリア・フォックス)
『マイネーム・イズ・アール』(TVシリーズ)
アール(ジェイソン・リー)とランディ(イーサン・サプリー)

映画で4コマ【カウボーイ&エイリアン】

2012-08-26 00:48:36 | 日記





『カウボーイ&エイリアン』(2011年)
ジェイク(ダニエル・クレイグ)とカーネル(ハリソン・フォード)

『マルコヴィッチの穴』 (1999年)
マルコヴィッチの穴に入ったマルコヴィッチが経験するジョン・マルコヴィッチ
『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモート(レイフ・ファインズ)

『レッド・ドラゴン 』 (2002年)
レクター博士(アンソニー・ホプキンス)とウィル(エドワード・ノートン)

『フレンズ』(TVシリーズ)
フィービー(リサ・クドロー)とガンター(ジェームズ・マイケル・タイラー)
『ヘヴン』 (2002年)フィリッパ(ケイト・ブランシェット)
『エンパイア・レコード』 (1995年)デブラ(ロビン・タネイ)
『エイリアン3』(1992年)リプリー(シガーニー・ウィーヴァー)
『Vフォー・ヴェンデッタ』(2005年)イヴィー(ナタリー・ポートマン)
デミ・ムーア

Central Perk coffee shopにて