私が初めて映画館(富士吉田市内)という所に入って見た映画が、この首題のタイトルでした。当時、丸坊主頭の私が、どうしてこの映画を見ることになったのか、誰と見にいったのか、映画の内容等もすっかり記憶から抹消されてしまっていたこの頃ですが、この映画を見たことだけは紛れもない事実でした。おそらくオリビア・ハッセイの可憐さがそうさせたに違いありません。確かフレンズという映画と二本立てだったような気がします。実は先週職場の社内販売で、1935年~1950年代の数多くのビデオやDVDを200円の格安(定価15000円)で提供していたので、このリストから「ロミオ&ジュリエット」を見つけ衝動買いしちゃったのです。「懐かしい、私が中学生時代に見た、あのロミオとジュリエットに会えるなんて」この衝動買いしたビデオは、1936年に製作されたもので、私が映画館で見た1968年、オリビア・ハッセイ&レナード・ホワイディング主演の映画とは異なっていたのでした。まあそれでもいいやぐらいの気持ちで見始めたのですが、私が見たオリビア・ハッセイ主演の映画とは雰囲気が全く異なっていて、途中で見るのをやめちゃいました。やっぱり私が見たオリビア主演のものでなければ、あの当時見た感覚や思い出が戻らないと思い、ネットで購入しようと決意をあらたに。しかし、実際は在庫がなかったり、生産中止ということで入手が困難でした。「そうだ!レンタルショップならあるに違いない」と考え、そうして一昨日レンタルショップでこのDVDを見つけ、レンタルしてきたのです。映像をスタートさせてまず驚いた事は、画像の鮮明さでした。映画なら、ノイズやゴミなんかが気になるスクリーンなれど、このレンタルしてきたDVD版は画質がやたらと鮮明で、最近製作されたような錯覚を覚えるほどの綺麗な画面でした。バックに流れるオリジナル版の音楽も、あの当時のままだったことがうれしかったです。さて、再生して映像が流れていくのですが、33年間というブランクは大きく「こんなシーンあったっけ」の連続でした。唯一覚えていたシーンは「あなたはなぜロミオなの?」のあたりと、教会で挙式を挙げるシーンや最後の自殺するシーンだけで、あとは見るもの聞くのも全てが新鮮でした。もしも私のような経験をお持ちの方、是非DVD版のこの映画を見てみてください。新鮮な感動が蘇ります。
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