「読書」や「音楽鑑賞」などという娯楽は文明国に暮らしてれば誰でもするものだし、
「登山」や「トレッキング」もやるっちゃやるけど、数ヶ月に1度しか山行しない。
もし「趣味」の定義を「もっとも時間とおカネを使うもの」とするならば、
僕の場合、「晩飯」 or 「飲酒」ということになる。
何にしても、ほめられた趣味じゃない。
無趣味のすすめ 拡大決定版 (幻冬舎文庫) 村上 龍 価格:¥ 480(税込) 発売日:2011-04-12 |
そもそも物事への執着が薄い質だから、
何かにのめり込むという好ましいビヘイビアが欠落してるんだよな。
けど反面、これでいいのだ!とも思ってる。
古代中国人が、詩人の魂を枯らしてしまう最大の病毒は「玩物」であるといった。
「玩物喪志」という。
骨董に淫するようになれば、作家魂がなくなるということだ。
もちろん、作家にかぎらない。また、骨董にかぎらない。
どの職業人でも「玩物」しはじめると、ろくなことにならないのである。
もっとも僕の場合、「玩物」する時間もカネもないのが実情なんだけど...