昨日の朝の散歩のとき、息子がいつものコースを歩いていると「と、とうやん、あ、足がひゃっこい!」「知らんもんね、とうやんの作ってやった靴、履かん奴なんか」「わ、私が悪うございました」どうらと足を擦ってやると「へへ、ありがとさん」だって! ちょっと冷え込んだ朝のこと。
今日はたっちに待望の長靴を履かせてみた。「足が冷たかろうと囲炉裏の側で藁の長靴~をあんだだー」「とうやん、なにこれ!」「お前の長靴」「歩きずらい、たっちはあの子供の履いてるカッコいいのがいい」「贅沢言うな、この野郎~」「へへ、すいやせん」「二重にムカつく、もう知らん、プン、プン!」「なこと言わないで、とうやん」
寒い日が続く。これが本当の北海道、昔はまだ寒かった。家自体が今の時代のように機密性が良くなかったので隙間風がひどかった。活躍したのが薪ストーブや石炭ストーブ。暖かかった、ストーブの上に色々な物を置いて焼いて食べたな~、時にはみかん、なんか甘さが増した様な気がしたのは酔いどれだけかな?「たっちも食べて見たい」
今日は紋別のおじさんの一周忌に行ってきた。寒波の一等賞で道路はズリズリ、お先にどうぞの精神でゆっくりと行って来た。早いものでもう一年、あっというまで酔いどれも年のせいか回りの身近な人の不幸が増える。懐かしい人々の思い出が増えるのは寂しいものがある。それだけ人生の積み重ねが増えたのかな~、もうこれ以上増えないように願うだけである。過ぎ去るSLの窓から懐かしい人々が手を振っているような気がする。
大雪で内地の方は大変な様である。幸いな事にここの田舎町はいまだに除雪の苦労はしていない。いつやられるかビクビクものではあるが‥‥。今の所は1月の穏やかな雪景色を満喫している。新太郎の小屋も雪囲いのせいでのんびりと大股広げて寝ている。「う~ん、暖っかい」「くそ~、人の苦労も知らないで!」
今日から家の奴も仕事始め、正月休みも飽きたのか勇んで出て行った。酔いどれも新太郎も口をあけアホ面でお見送り。まだ正月気分は抜けないが気を引き締めて‥。新太郎もご馳走を食べ過ぎたのか少々太り気味、「よし走るぞ!」「う~ん、めんどくさい、とうやん一人で行けば~」「この野郎ー」リードを引っ張り、引っ張りのお散歩に‥。 先生、明けましておめでとうございます。ご家族団欒、楽しいお正月、満喫してください。今年もよろしくお願いします。
ブッキーさん、明けましておめでとうございます。なかなか切り絵送れれませんがもう暫らくお待ち下さいませ。(すいません)今年の雪は例年通りなのですが、内地のほうは大変のようですね!ま、こちらもいつやられるのか分かりませんが心構えをしておかないと‥。雪が降って喜んでいるのは家の息子だけです。雪掻きの手伝いもしないでほんとに困ったやつです。「えへっ」
穏やかな天候の正月で車、人の気配の感じない正月休みである。いや酔いどれが家からあまり出ないせいかちょっと寂しい正月である。相変わらず飲んだくれの生活で酔いの中での幻影に切り絵の題材を見出すこともありちょっと酒の量が増えている。ふと振り返ると息子が笑顔で笑っている。まさかと首を振って見ると新太郎がいた。「とうやん、ちっこ」とお散歩の催促。「すまん、すまん、今行くからな」また新太郎との面白い1年の散歩が始まる。
今年初きり絵が映画「ル・ジタン」のアラン・ドロン。大きくてデジカメで撮らないとお見せ出来ません。暫らくお姿を見ていませんがお元気なのでしょうか?取りあえずはSLの切り絵シリーズで!
元旦も終わり、いよいよ始動開始。さ~て新太郎よ、あの海に向かって走るぞ!「とうやん、海って何?」「あちゃー!」