キッズ空手教室

古武術功心道 功心道空手少年部

脱力。タントウ(站椿)編

2012年07月06日 | 功心道として

 


タントウ(站椿)・・・・・・少年部では「立禅」としています。

 

ダツリョク、脱力、と 世間一般では簡単に言うけれど、これが結構難しい。

完全に力を抜いてしまうと人間立っていられるわけもなく、生きていない状態になってしまいます。

力が抜けていて自然体であるのですが、エンジンはしっかり掛かっており(我が家の若い衆はエンジン点けるなんて言いますが)、

常にアイドリング状態でないと何もできません。

コンピューターのようにオン、オフしかない二進法では外力、外圧には対応できません。

人間は電気スイッチのオン、オフで動いているのではないのですから・・・・・

 

力は抜けているが胎のエンジンはアイドリングしており、センサーである腕、手先、指先、脚、肩、全ての部位で、

相手の力、圧力を察知し、それに見合っただけの気持ちを入れる

胎と各センサー部位は遊びが無い状態でつながっており、絶えずレスポンスがよい状態をキープ。

決して力に対して力で対応するのではなく、自分の胎を相手の胎と繋ぐイメージを持つ。

 

そうすればこちらの意思に反して(と、言うよりこちらが意識せずとも)相手が勝手に動く。そして崩れる。

これは至って自然な事。

こちらが力に頼っているのではないのですから、力で対応しようとする相手はこちらに対し、

つかみどころが無くなり、無力化されてしまうのです。

 

 

 

 


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