キッズ空手教室

古武術功心道 功心道空手少年部

おじさんのひとり事 2006/12 Vol,2

2007年03月09日 | 指導者として思う事
『おじさんのひとり言』      2006年12月 Vol,02
今年ももはや師走となりました。
当運動教室では、寒くなっても半袖、素足で元気良く気合いを入れてがんばります。

 今回は、『集団(チーム)内での横のつながり、縦のつながり』について考えます。
普段、学校や幼稚園で経験するのは『横のつながり』がほとんどです。
友人どうし遊ぶのもそうです。
『縦のつながり』は、多くは中学生になってクラブ活動をするまで経験できません。
『横のつながり』と違い『縦のつながり』には『緊張感』があります。
その良い意味での『緊張感』を学ばないまま将来社会にでてしまうとどうなるのか。
例えば就職して上司や先輩と『適切な人間関係』を作っていけるのか…
非常に不安です。
当教室でも親近感からか、年上の子に対して名前を呼び捨てにする光景に出くわし違和感を覚えることがあります。
今の風潮かもしれませんが、私はその都度『教育的指導』をしています。
幸い、その場にいた子が「年上の人を呼び捨てにしたらダメ!」と間髪いれず注意してくれていますのでうれしく思います。
稽古中や休憩中に『もめごと』(多くが大人にとってはどうでも良い事だが子供にとっては一大事)が結構ありますが、私は傍観する事にしています。
子供同士で解決して欲しいからで、なるべく口を出さず『解決不可』になりそうな時にアドバイスする程度に留めています。
すると、その場にいた一番の年長者が『解決策』を提案してくれるようになってきました。『年上の子の解決策』に、もめごとの当事者達は従うようになってきました。
指導者から見て『ちょっと理不尽な解決策?』もありますが皆結構納得しているようです。

 集団(チーム)内でリーダーになったり、リーダーに従ったりすることで『縦のつながり』を学習し、年少者は自分が年長者になったときその経験を生かし、年少者を労わることが出来るリーダーになる。
 その為の経験を今積んでもらっています。
                     私部運動教室
                 代表 唐崎 久佳

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