“あいさつ”は何のため?
なぜ? あいさつが必要なの?
生徒諸君考えた事がありますか?
「おはようございます」
「こんにちは」
「こんばんは」
皆さんよく使うあいさつ言葉だと思いますが、
「こんにちは」 「こんばんは」の「は」は「わ」ではありません。
なぜならば後に続く言葉があり、それを省略しているだけだからです。
「こんにちは・・・」 「こんばんは・・・」 となります。
たとえば・・・
「今日は、お勤めご苦労様です」 とか 「今晩は、夜分のお勤めご苦労様でござる」 なんて、
宮使いの人同士、あるいはその人たちへの労い、気遣いの言葉でした。
また、あいさつ言葉をお互い掛け合う事によって、私はあなたに敵意を持っていません。
「私はあなたにとって得体の知れない者ではござらぬ。」とか
「私はあなたの敵ではありませんよ」との意思表示だったと思います。
現代ならさしずめ
「今日は、いいお天気で良かったですね」 とか 「今晩は、めっきり冷え込んできましたが、お体に気をつけてください」
なんてなるのでしょうか?
ですから、道場(教室)に入る際にはしっかりと「あいさつ」して下さい。
さもなくば・・・・私にとっての「敵」だということになってしまうかも・・・です。