キッズ空手教室

古武術功心道 功心道空手少年部

審査会を終えて・・・

2013年02月01日 | 指導者として思う事

 

昨日、功心道空手少年部の昇級審査会を執り行いました。

いつも稽古している冷暖房完備の施設ではなく、小学校の体育館。

底冷えのする中での昇級審査会となりました。

いつも言っていますが、冬の夜間寒い中、あるいは真夏の蒸し暑い中、蚊に刺されながら真剣に稽古している子どもたちもいます。

我々は普段恵まれた環境で稽古しています。

そのことを理解し、もっと真剣に取り組んで欲しいものです。

 

私は「功心道」という「道」を伝え、説いています。

子どもたちに武術や空手の技だけを教えているわけではありません。

彼らは望むと望まざるにかかわらず、近い将来競争しなきゃならないことがありますし、

岐路に立たされたり、壁にぶち当たったり、理不尽な目に遭ったり、試練が待ち構えているかも知れません。

中学や高校入試、社会人となるにあたり入社試験や研修もあるだろうし、社会に出たら社内の競争、他社との競合・・・etc。

その時にどう立ち向かっていくのか、どう回避するのか・・・・・

 

子どもたちには事あるごとに「道」を伝え、説いています。

彼らは彼らなりに理解してくれていると信じているから、時には厳しく叱ったりもします。

しかし、基本的には楽しく稽古できるのがベストだと思っております。

目を吊り上げて、こどもを恐怖や力で支配し言うことをきかせる指導方法は虫唾が走ります。

私には絶対できませんし、するつもりもありません。

 

とはいえ、楽しく稽古するなかにも、適度な緊張感や厳しさは必要です。

苦しいことや辛いことも経験していかなきゃなりません。

楽しいだけなら 「なかよしくらぶ」でいいと思います。

私の考え、志に賛同してくれている「人」が縁あって集まり活動しているわけですから、

「厳しく、しかし楽しく・・・・・」という趣旨を今一度考えて下さい。

 

 

今回の審査は・・・・

気温だけでなく内容もお寒いものだった。

・人の言うことを聞いているようで、聞いていない。

・根本的な間違いをする。

・何度も指摘されているところが直せない。

・不測の事態(自らのミス)が起こるとまったく対応できない。

・窮地に立つと笑ってごまかす。

 

昇級審査において十分に力を発揮できるであろう道場生にのみ受審を認めております。

それなのに今回は残念な結果となってしまいました。

真剣さが見受けられなかった。

もっといい意味での緊張感をもって昇級審査に臨んでもらわないと、指導者として非常に悲しい。

 

 

最後になりますが、

人の演武を見ている時の姿勢、振る舞いが全員素晴らしかったのが唯一の救いです。 

 


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