キッズ空手教室

古武術功心道 功心道空手少年部

ある日の稽古

2013年04月14日 | 指導者として思う事

 

当教室はさまざまなことを、子どもたちに学んでもらっています。

空手、古武術の修練のみを目的としているのではありません。

 

先日の稽古中、迅速に行動しないものだから説教しました。

「世の中すべての人が公平とはいえません。 生まれる環境、育つ環境は人ざまざま。

しかし、皆に公平なものがひとつだけあります。 何だと思う?」

との私の問いかけに、さすが年長者。 今春から中学生になった生徒が

「時間です」と即答。

「分かっていたら時間を有効に使ってください」

するとジュニアリーダーの一人が「寿命はみんなそれぞれ違うと思います」

 (なかなか考えている? それとも・・・屁理屈?)

「それはそうだけど、自分に与えられた一生の時間じやなくて、今、この時、この瞬間」

「ここで1時間30分みんな同じ時間を共有しています。 だらだら過ごすのも私の一挙手一投足に

注意し意味を考え真摯な態度で学ぶのも同じ時間」

「同じ時間を過ごすのに ええかげん に過ごすのと、一生懸命過ごすのとどっちが得?」

損得になると途端に理解が早まる子どもたち。

その日は最後までテキパキと動いて真摯な態度で稽古に励んだのは言うまでもありません。

 

 

写真は、後方では先輩が指導中。 

 


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