良い畳表と安い畳表

畳の値段の違いってとっても分かりづらい。畳屋の私が思うぐらいだからお客様はなおのこと。昨日とってもいいサンプルを頂いたので、簡単に説明したいと思います。

左側は熊本産の中で最高級品と言われる「ひのさらさ」という畳表で、お客様がご自宅で８年間ご使用されたものです。
右側は昨日当店で表替をする前に付けられていた畳表です。以前の畳表は当店のものではないのですが、およそ中国産で５年ぐらい経過してると思われます。

左の畳が色むらもなくキレイな明るい飴色（黄金色）にやけているのに対し、右の畳は黒筋が目立ち色も全体的に茶色っぽくなっています。画像では限界があり同じ色味に見えるのが残念ですが、実物を見ると一目瞭然です。

これは、先日熊本の産地研修でお伺いした吉田一哉さんのご自宅にある畳です。吉田さんは金閣寺や熊本城にも畳表を納めてらっしゃる方で熊本でもトップクラスの生産者です。ご自宅の畳は「ひのさらさ」で１０年経過していると言われていましたが、キレイな艶のある畳はまさに黄金色で見事です。
吉田さんと店主です。肥料を与えるタイミングなど「この日しかない」という、その時を大事にされてるそうです。

当店ではお見積り時にお客様に分かりやすいよう見本を持って行き、値段の違いを説明しています。お電話一本でお見積りに伺いますので、どうぞ手に取ってご自分の目で確かめてご検討下さい。もちろん、見積りは無料です。ご注文は納得いただいてからで結構です。