電動カートは 交通弱者 買い物難民を救う

高齢化と買い物難民の因果関係は深い。コミュニティーバスより便利で自由にお出かけできる電動カートのエピソードなど。

仲睦まじい老夫婦 ~ちょい若奥様の粋な計らい~

2020年06月02日 | 日記

千葉県八千代にお住いのYさん、通販から新型車両MOBILE-X(車載可能な国内最軽量の電動カート)を買い求め、操作指導の依頼で勝田台へ向かった。コロナの緊急事態が解除されたとたん、道路は以前同様渋滞がひどいが、気分は軽やか・・・

ニュータウン地区特有の碁盤の目に整備された瀟洒な住宅街に位置していた。
購入されたYさんは86才とのこと。奥様がすぐに現われ、とてもしっかりされており、年の差が感じられました。
今はやりの、年上女房ではこうはいくまい(-.-)

購入はご夫妻で相談の上購入されたそうです。※奥さんが反対するケースが少なくないんです
奥様は自動車を運転してどこへでも出かけるのですが、このカートに一目ぼれ、購入を決めたんです。
ご主人を一緒に何処へでも連れていきたいと常々願っていたんですね。それが叶うと大喜び。

昨年、家に閉じこもりがちなご主人の為、最新の電動車いすを購入し、そのおかげでお出かけを覚え、とても元気になったとのことです。しかし、行動範囲が限られる為、いつも同じ場所の往復で飽きてしまったそうです。
アクティブな奥様はご主人をショッピングセンターやフラワーパークへ連れて行き、もっともっと元気にしたいんですって。
奥様は認知症防止について色々勉強され、特にお出かけの効能をお話くださいました。特に買物すること、身だしなみにも注意しているんだとか。

娘さんは海外に嫁いでおられ、このカートを飛行機に載せて会いに行けると、とても喜んでおられました。
息子さんは大手企業勤めで忙しく顔をなかなか見せてくれない・・・優秀に育てるのも考えもんだと苦笑いでした。

余程嬉しかったんでしょう、帰り際、ご主人から手を差し伸べ握手を求められました。
コロナも何の、次にお目にかかるときは今よりも元気を見せてくださいね~
バックミラーから、見えなくなるまで見送っていただき・・・
・・・今は亡き自身の父に思いを馳せました・・・

親孝行は生きている時しかできないんだ・・・m(__)m(涙)