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伊勢神宮外宮 せんぐう館
=JRで行く南紀・伊勢の旅=
伊勢神宮外宮の火除橋を渡るとすぐに、”せんぐう館”がある。
エントランスの正面には、昭和28年に調えられたという、外宮正殿の御扉が展示されている。
昭和28年の外宮正殿の御扉のアップ
館内は例のごとく撮影禁止。
展示物は、自給自足による神宮のあらまし、20年ごとに行われる式年遷宮、1300年に亘る年表や、建築に使われた道具や造営の技術などなど、けっこう内容が濃いので、頭の悪い月乃和熊(ツキノワグマ)には、なにか案内のようなものが欲しかったな・・・
くやしいのでパンフレットやポスターの写真をちょっと拝借。
正殿の実物大模型
外宮正宮の模型
せんぐう館からみた菖蒲園
戦前まで神社は政府の庇護を受けていた。
貴重な技術の継承とも言われる、伊勢神宮の式年遷宮は莫大な経済効果をもたらす、時の支配者の権力の象徴でもあった。
しかし現代は、話によると8年かけて行われる経費500億円も、参詣者の浄財と自給自足で補っているという。
建て替えられて不要になると思われる木材は、末社などにリサイクルされるシステムが確立されてはいるが、不足する檜(ひのき)は20年やそこらでは育たない。
神宮の式年遷宮は、自然の大切や再生、技術の継承、経済効果、リサイクルのほかに、観光資源としての絶大な力も発揮する。
ごちゃごちゃと迷走して、参議院選の投票率が異常に低かった日本の政党は、もっとシンプルに見習うとよい。
式年遷宮はきっと神の壮大な計画なのでしょうね。
前の記事 伊勢神宮外宮 ご神木の切り株 2013-07-22
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