音楽好きにはたまらないNHKの番組でした。自分自身のために、おさらいをしておこうと思います。
「ビートルズ曲の歌詞は何年たっても覚えていますよ」とイギリス人おじさんたち。音楽は認知症予防にもいいらしい。
アフリカ熱帯雨林に住む「バカ族(バカヤ族)」の暮らしが紹介されていた。音楽によるコミュニケーションが暮らしの中心になっている。洗濯のとき、料理をつくるとき、狩りをするとき、彼らは一日中歌っていた。
「みんなー、さあいくよ」。7人が手をたたき歌い踊りだす。
それぞれが違うリズムで声を発している。大きく分けると旋律は3種類だと台湾の専門家が分析していた。みんなでとても複雑な一つの歌をつくっている。誰がどこを歌っているが分からない。どう組み合わさっているの?
バカの人たちが歌う歌を楽譜にしてみました。
大まかには3つの旋律
旋律Aはレとド 「レドレド」
旋律Bはソとファ 「ソファソファ」
旋律Cはラとソ 「ラソラソ」
ABCを一緒にピアノで弾く、A+B+Cは完全4度の気持ちいい響きになった。
もう一つの特徴はポリリズム。異なる拍子が同時に進行する。規則的な4拍子のビートは展開の予測が可能だが、これで踊り出したくはならない。ここに違ったリズムが重なるとシンコペーションのような複雑なリズムになる。いわゆるグルーブ感が生まれる。予測が複雑になると脳は喜ぶ。おもわず踊り出したくなる。なるほど。
人は協力しあうことで、多くの成果を生む。人が音楽を手にしたのは進化上の適応だった。太古の昔から、ヒトは誰かとつながっていたいという欲求を持つ。10~20万年前の人類に近いDNAを持つと考えられている“バカ族(バカヤ族)”の人々がそのことを証明している。「言語よりも音楽」によるコミュニケーションが暮らしの中心にあるという。
ウクレレスターズ 今後の練習予定(時間は14:00~16:30)
★6/13・26飯田市上郷公民館204号室