奈良国立博物館で開催中の特別展『快慶 日本人を魅了した仏のかたち』に行くため
4月11日(火)から14日(金)まで、奈良県に滞在しました。
13日(木)に、閉館時刻ぎりぎりまで奈良国立博物館にいた後は
そのままホテルに戻って早く休もうかとも思ったのですが
無性においしい紅茶が飲みたくなり、禁煙の紅茶専門店を探したところ
こちらのBrighton Tea Roomに辿りつきました。
お店の雰囲気や最新情報は、ホームページやFacebookでどうぞ。
私が日常飲んでいる飲み物は、茶葉を用いてポットや急須で煎れる
緑茶・ほうじ茶・中国茶・台湾茶・紅茶がほとんどです。
旅先で困ることの一つは、おいしいお茶がなかなか飲めないこと
ペットボトルのお茶がかなりおいしくなったとはいえ
急須やポットで煎れるお茶のおいしさと比べたら、雲泥の差です。
紅茶のティーバッグは旅先に持って行きますが、やはり物足りません。
こちらのBrighton Tea Roomは、1940年代から1970年代までのティーウェアを使った
本格的英国式ティールームとして、2015年に開店したそうです。
どうりで、これまでの奈良訪問の際にいろいろ調べてもこのようなお店はなく
今回こちらのお店を見つけた時には、「奈良ならここ」がまた一つ増えて
思わずニンマリしてしまいました
自宅で飲む紅茶は、マックウッズのラボケリー茶園イングリッシュアフタヌーン一辺倒ですが
紅茶専門店ではいろいろな紅茶を飲んでみます。
紅茶の渋みが苦手な方も多いようですが、私にとって渋みは欠かせない味わいの一つなので
ウバやキームンのように渋みを感じることができる紅茶も好んで飲みます。
その後も、紅茶のあまりのおいしさにアールグレイを追加注文しました。
こちらのアールグレイの香りはきつくなく、スッキリとした飲み口、後味もさっぱりしています。
後から差し湯もポットでいただけますので、好みの濃さに紅茶を調節することができます。
店内は広く、ゆったりとしていて、落ち着いて寛げるとても良いお店です
華美な装飾はありませんが、さりげない演出や気取らない小物が、居心地の良い空間を作っています。
店内では、英国のティーウェアや食品も販売しています。
Brighton Tea Roomのオーナーは、長年英国にお住まいだそうです。
英国でも、2012年の受動喫煙防止法適用前までは、タバコと酒はセットだと考えられていて
パブで禁煙なんてできっこないと、ほとんどの人が考えていたのだそうです。
しかし、実際に法律ができて施行されると、皆それを理解して屋内では喫煙しなくなったとか。
やはり法律として整備して、きちんと実行すれば国民は守るし
「やればできるんだ」と、国民も自信を持ったそうです。
マナーや嗜好の問題などにすりかえをせず、健康と命の問題であるのに
国会議員で構成されている「もくもく会」などという会があることにも驚いたとのこと。
たとえ屋外でタバコを吸ったとしてもサードハンドスモーク(三次喫煙)の害はあるのですが
屋内での喫煙による空気汚染を野放しにしている日本は
政治家が国民の健康や生命を守る気なんてないのかしら
と、オーナーは話していらっしゃいました。
タバコ問題に対して見識が深いオーナーがいらして
お店はもちろん禁煙で、紅茶がおいしく居心地は抜群となれば
私が翌日14日、奈良を離れる前に再び来店したことは、言うまでもありません
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