私の家の最寄駅は、久喜駅です。
久喜駅は、東口側に東武鉄道久喜駅が、西口側にJR久喜駅があります。
2つの駅は橋上駅で、改札は2階部分にあります。
改札を出て西口へと向かいます。
階段を下りずに、そのままペデストリアンデッキ(歩行者専用高架通路)に出てみましょう。
駅舎から屋外に出ると、ちょうどそこはデッキ部分がテラス状に広くなっています。
その正面、まず目に飛び込んで来るのがこの横断幕です。
この横断幕は、最近新しい物に掛け替えられたばかりですが、文言は以前と変わっていません。
デッキの床にも、禁煙マークが描かれています。
そして、横断幕の隣には、喫煙所案内図が掛けられています。
ということは、このデッキのテラス部分でタバコを吸う人が多いということを物語ってもいるのです。
私は、平均して1週間に4日、このデッキを利用しています。
そして、しばしばこのテラス部分で喫煙している人を見かけては
この横断幕が目に入らないのだろうか、それとも、字が読めないのだろうかと思ったりしていました。
そこに登場したのが、この横断幕です。
私も、いつから掛けられたのかはっきりと覚えていませんが、まだ最近のことです。
誰が描いたのか、この横断幕を見た限りではわかりませんが
素直に考えると、市が依頼したか、市に提案があって、子供が描いた横断幕でしょう。
他にも2枚、同じようなタッチの横断幕が掛けられています。
この横断幕を夫が見て
「これはいい取り組みだね。インパクトもあるし。これなら、ここでタバコは吸えないよ。」
と、絶賛しています。
夫は、私と知り合うまで、1日60本のタバコを吸う筋金入りの喫煙者でした。
未成年で喫煙を始め、歩きタバコ、吸い殻のポイ捨てと、喫煙悪行三昧をしていたそうです。
自宅でも、部屋という部屋には灰皿が置かれ、湯船に浸かりながら喫煙していたとも話していました。
そんな夫は、私にとって未知である「喫煙者の気持ち」を教えてくれる存在です。
その夫が絶賛するこの横断幕は、喫煙者に訴えかける力がありそうです。
夫が言うには、子供の絵がストレートに響くし、お願いされている感じも良いのだとか。
この横断幕が登場してから、私はこのテラス部分で喫煙している人を見かけていません。
行政の警告は無視できても、子供のお願いは無視できないのかもしれません。
行政も見習ってほしいですね。
ひょっとして行政がやった?のなら拍手喝采です。
仰るとおり、なかなか良い取り組みです。
公共のデッキに無断で横断幕を下げることは出来ないと思うので、行政はなにがしかの関与をしていることと思います(後日確認します)。
最近、横断幕の色が褪せてきて、絵や字が見づらくなってきてしまいました。
新しい横断幕の作成も、提案してみます。