たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★一文字、一画、一点までも丁寧に。ガラスペンで書く「般若心経」写経講座、開催しました。

2015年11月09日 | 行事報告
お知らせの通り、ガラスペンで書く「般若心経」写経講座を15名参加のもとで、開催させて頂きました。





会場準備は前日の内に。書院1階ふらっとホールを会場にしましたが、
普段はイス中心の会場設営なので、今回は人数に見合った机を用意。

今回の講座でご協力を仰いだアサヒヤ紙文具店様からも教材のガラスペン・インクを送っていただきました。







午後1時半から受付。希望する方にはガラスペンをお頒けしました。
初めてガラスペンを持つ方もいて、緊張感を覚えつつ手にされていました。
私自身、このペンにインクをつけて、文字を書くというのは
精神的に非常に疲れたという思いを今でも覚えています。







はじめは地域の教育・交流活動に携わるテラコヤの澤田さんによるガラスペンの書き方講習。
お手製の「美文字練習シート」を用意してガラスペンの感触を感じてもらいました。
20分ほどの時間を使って書き方の練習。







ガラスペンの特徴の一つである、“色替え”も実演しました。
万年筆とは違って、ガラスのペン先を水で洗って流せば、
その場ですぐにインクの色替えもできるのです。

必要なのは水差しと水受けのお皿。
今回は、オリーブ色から、月夜色への色替えでした。







講師が交替して、写経の心得をお話して早速写経に取り組みます。
まずは静かに坐りなおして椅子坐禅。そして合掌礼拝をして写経へとすすみました。

墨の香りに満たされたホールで、一心不乱に書き進めていただきました。
早い方では50分ほど。丁寧に書かれていた方でも70分ほどで写し終えました。

ペンを洗ってひとしきりの休憩。





そして本堂にて、写経したばかりの般若心経を唱え、拙寺永代供養の法要を営みました。
最後は、最近はやっている「ご朱印帳」と写経の親密な関係についてお話をしておひらき。

当初予定より時間オーバーしてしまいましたが、
新しい内容で第1回目の講座はなんとか修了することが出来ました。


当日は1時間ほどの休憩を挟んで本年最後の坐禅会も。
そちらの御報告はまた次の機会に。
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