11月28日・第33回檀信徒有志清掃奉仕会
開催のご案内はこちらのページへ
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2泊3日の行程で、大本山永平寺の参拝に行きました。
参拝の目的は、首座法戦式(しゅそほっせんしき)という法要への参列です。
“首座法戦式”は、修行僧のリーダーたる首座(しゅそ)が必ず通るべき関門で、
住職に代わりうる力量、禅僧としての力量を全山の指導僧・修行僧に披瀝し、
その後の安居(あんご;3ヶ月間の特別修行)の方向性を示すことにあります。
そしてこの冬の首座さんは、都内のお寺のお弟子さんが務めます。
首座のお師匠さまが法戦式への参列旅行を企画したところ、
現下の感染症が懸念される中にもかかわらず約50人ものお檀家さんが参加され、
日頃からご縁をいただいている関係で、その一員に加えていただきました。
◆永平寺に到着してバスを降りる場所は“龍門”です。
他には通用門・勅使門・円通門・山門・中雀門・承陽門と、
永平寺山内には、門がたくさんあります。
◆伽藍に入る通用門では検温カメラが設置されています。
◆傘松閣絵天井
左奥に、禅師さまのお写真があることが多いですが、
永平寺の禅師さまは交代されたばかりだからかまだありません。
◆45度下しか見ちゃいけない生活の中でお勤めは続きます。
季節の法要を除けば、季節を教えてくれたのは肌に感じる気温。
そして、一瞬目を上げた時に見える木々でした。
◆本則行茶(ほんそくぎょうちゃ)は、
翌日の法戦式で首座が挙揚する禅の逸話をネタに、
本山の指導役の老師がさとりを説き明かします。
ツアーの一団全員が参加することができました。
◆1日目の薬石(晩の食事)
典座和尚さまが腕をふるった手厚い精進料理です。
炊き込みご飯にも驚きました。
◆2日目の小食(朝食)
左手前の器の中は浄粥(おかゆ)です。
◆首座さんが法要の導師となって、
仏殿のお釈迦さま、承陽殿の道元禅師に礼拝をします。
会場が狭いこともあって参列が許されたのは20名。
その他の方は、解説付きのライブ中継で参列しました。
◆2日目の中食(昼食)。首座法戦式直前のお昼のお食事です。
うどんは、お祝いの時に振る舞われる特別な献立です。
◆一番の目的である「首座法戦式」は写真がありません…
◆永平寺を下山して、3日目の午前中、勝山の恐竜博物館に。
地上階からエスカレーターで3フロア下ったところから展示が始まります。
博物館の展示物ばかりか、建築物としても興味深い構造です。
◆この参拝旅行で最後のお食事は地元の加賀料理。
他社のツアーに添乗した際もこちらにお世話になりました。
大人数でのお食事では定番なのかもしれません。
◆冬の北陸、雲量ゼロの快晴の空。雪吊りが進められていました。
◆最後は市内のひがし茶屋町。
都内で自動搬送式納骨堂を経営するお寺さんは、ひがし茶屋町の裏手にあります。
多くの人が寄る観光的な街並みを外れると、いきなり落ち着いた雰囲気に…
きちんと墓地が整備され、行き届いた雰囲気のお寺がありました。