たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★屋根瓦の枚数を数える

2009年12月22日 | 書院庫裏の建築
22日は冬至でした。


昼間の時間が一年で最も短く、夜間の時間が一年で最も長い日。

太陽が一年で最も南の方から昇り、最も南の方に沈む日。

近所の穴八幡が一陽来復の参拝客であふれかえる日。


そして今年から実感するのが、
南隣に建設中のマンションの影が一年で最も長い影を落とす日。






庫裡の屋根に登ってみました。冬の空。




庫裡とは、仏さまのお供えや僧侶の食を用意するための建物で、
今は、僧侶とその家族が住むところの事も指しています。

大龍寺では、昭和20年5月の空襲によってご本尊さま以外が焼失しており、
現在の庫裡は、戦後の復興期に檀信徒の協力によって建てられたものです。

30年前に本堂を再建していますが、その際も庫裡は改築にとどめていました。




今回の書院建築によっていよいよ解体ということになりますが、
屋根瓦は廃棄せず、加工の後、リサイクルする予定です。

http://www.suzuki-kawaraten.co.jp/menu03/

庫裡の屋根に登ったついでに、屋根瓦の枚数を数えてみました。


 
春に撮影した写真です。


 西斜面…576枚
 東斜面…603.5枚
 南玄関…365.5枚
     (三角にカットしてある瓦は一律0.5枚で勘定)

合計1545枚の廃瓦が出ますが、
屋根瓦は1枚が2.5~3㎏ですので、
粉砕加工をする際のロスもあるはずですが、
およそ4トン前後の瓦チップができそうです。

このチップを植え込みに敷き詰めると
保水性によってコケ類が生育しやすく、
タイル状にして歩く所に使うと
足腰への負担が少ないそうです。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ★きな粉のお餅が大好評! | トップ | ★施工の工事請負契約締結(追... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

書院庫裏の建築」カテゴリの最新記事