初めての特派布教巡回を5泊6日の愛媛県でお勤めし、
土日をおいて、月曜日から木曜日まで千葉県でのお勤めです。
巡回には事前・事後のやるべきこともありますので、
谷間のような土日も休息するわけにはいかないようです。
◆6月26日(月)
隣県であっても、任地には前日に参ることになっているようです。
拙寺の最寄り東西線早稲田駅から京成線成田駅までは乗換1回、
スーツケースをゴロゴロ引いていても、成田空港から海外ではないんですよね。
千葉県の宗務行政を担う御老僧に挨拶をして翌日の打ち合わせ、
愛媛県巡回を振り返って、原稿手直しをしようかと悩む夜。
◆6月27日(火)
翌日の午前中。成田と言えば成田山、宗派は違いますが巡回のご挨拶。
成田山の近くでお昼をいただいてから、本日のお寺さまに向かいます。
「都会の人は、お寺のことはカラッとしている人が多い」と言われたことがあります。
愛媛県とは土地柄がだいぶ異なるでしょうから、気持ち新たに会場寺院に向かいました。
どっしりした趣の伽藍、よく手の行き届いた境内、堂内に集まられている方たち。
熱心に手を合わせて迎えて下さる様子は、カラッとしている、という表現とは違います。
お話を始めますと、
納得することにはウンウンと頷き、納得しないことには真意を探ろうとする。
内容をシッカリ聞き、咀嚼、吟味しようとしている方がたくさんいました。
お話させていただく上で、これほど有り難い反応はありません。
お勤めがおわって、翌日の教場に向けて成田市内の次のお宿に。
地元の方丈様たちとの打ち合わせには、以前から縁の深い老僧も来てくださいました。
まだ巡回先が決まっていない今年3月に、その老僧とお会いしました。
「もし千葉県に来ることになったら、精一杯歓迎しますね!」
と言葉を掛けて下さっていました。
それがまさか1年目で果たされるとは!と2人でニヤニヤ。
◆6月28日(水)
前日にニヤニヤしあったご老僧は、総代さんを連れて最前列の席に腰掛けています。
相手がよく見えるということは、こちらの表情も筒抜けだったことでしょう。
恐れ多すぎて冷や汗ものですが「これは温かい応援だ」と思い直してお勤めしました。
千葉県に来た時から悩んでいたお話の内容は、予定していた原稿を一部差し替えましたが、
思っていた以上に良い反応をいただけたようで、トライしてみて良かったです。
毎日、ほぼ同じ内容のお話なので、このように差し替えることも勉強になります。
大過なく2日目のお勤めをおえて成田市を離れました。
これはなんだろう。倒木の株に根を張ったのか南国の花。
香取神宮の参道でお昼をごちそうになりました。
香取神宮、鹿島神宮は知っていましたが、
息栖(そくす)神社を加えて“東国三社”と称されるそうです。
駅のすぐ横。宇和島でも似たような光景。前日打ち合わせをして、床につきました。
◆6月29日(木)
愛媛県・千葉県の巡回ラストを迎えました。
瑞々しい苗が真っ直ぐに並ぶ水田を抜けると、開けた土地にお寺がありました。
多くの人が、それぞれに、案内係・駐車係・受付係などをされてました。
お話の内容は、前日に差し替えてお話ししたものに。
参列席が非常に広角に広がっていて話をしている背後にも聴衆の席があります。
時々、フクロウのように顔を右後ろ、左後ろに向けると、案外気分が落ち着きます。
お勤めを終えて、お昼を頂戴して、帰途につきました。
梅雨だというのに、ジリジリとくる夏のような太陽。
近くのJR駅からノンビリと電車を乗り継いで、帰寮しました。
7月盆・先師一周忌法要を控えて6月に2週間不在にするのは結構な挑戦でしたが、
早め早めの準備を心掛けることになり、それはそれで良いことでした。
どのお寺さんからも、檀信徒の距離感、協力体制など、大変参考になることがあり、
拙寺が日常的に省略してしまっていることや、見逃しいてることにも気付かされ、
これからの寺院の姿を学びになることも多数ありました。有り難うございます。
留守をお願いしている家族や檀信徒の皆さんに還元できればと思っています。
土日をおいて、月曜日から木曜日まで千葉県でのお勤めです。
巡回には事前・事後のやるべきこともありますので、
谷間のような土日も休息するわけにはいかないようです。
◆6月26日(月)
隣県であっても、任地には前日に参ることになっているようです。
拙寺の最寄り東西線早稲田駅から京成線成田駅までは乗換1回、
スーツケースをゴロゴロ引いていても、成田空港から海外ではないんですよね。
千葉県の宗務行政を担う御老僧に挨拶をして翌日の打ち合わせ、
愛媛県巡回を振り返って、原稿手直しをしようかと悩む夜。
◆6月27日(火)
翌日の午前中。成田と言えば成田山、宗派は違いますが巡回のご挨拶。
成田山の近くでお昼をいただいてから、本日のお寺さまに向かいます。
「都会の人は、お寺のことはカラッとしている人が多い」と言われたことがあります。
愛媛県とは土地柄がだいぶ異なるでしょうから、気持ち新たに会場寺院に向かいました。
どっしりした趣の伽藍、よく手の行き届いた境内、堂内に集まられている方たち。
熱心に手を合わせて迎えて下さる様子は、カラッとしている、という表現とは違います。
お話を始めますと、
納得することにはウンウンと頷き、納得しないことには真意を探ろうとする。
内容をシッカリ聞き、咀嚼、吟味しようとしている方がたくさんいました。
お話させていただく上で、これほど有り難い反応はありません。
お勤めがおわって、翌日の教場に向けて成田市内の次のお宿に。
地元の方丈様たちとの打ち合わせには、以前から縁の深い老僧も来てくださいました。
まだ巡回先が決まっていない今年3月に、その老僧とお会いしました。
「もし千葉県に来ることになったら、精一杯歓迎しますね!」
と言葉を掛けて下さっていました。
それがまさか1年目で果たされるとは!と2人でニヤニヤ。
◆6月28日(水)
前日にニヤニヤしあったご老僧は、総代さんを連れて最前列の席に腰掛けています。
相手がよく見えるということは、こちらの表情も筒抜けだったことでしょう。
恐れ多すぎて冷や汗ものですが「これは温かい応援だ」と思い直してお勤めしました。
千葉県に来た時から悩んでいたお話の内容は、予定していた原稿を一部差し替えましたが、
思っていた以上に良い反応をいただけたようで、トライしてみて良かったです。
毎日、ほぼ同じ内容のお話なので、このように差し替えることも勉強になります。
大過なく2日目のお勤めをおえて成田市を離れました。
これはなんだろう。倒木の株に根を張ったのか南国の花。
香取神宮の参道でお昼をごちそうになりました。
香取神宮、鹿島神宮は知っていましたが、
息栖(そくす)神社を加えて“東国三社”と称されるそうです。
駅のすぐ横。宇和島でも似たような光景。前日打ち合わせをして、床につきました。
◆6月29日(木)
愛媛県・千葉県の巡回ラストを迎えました。
瑞々しい苗が真っ直ぐに並ぶ水田を抜けると、開けた土地にお寺がありました。
多くの人が、それぞれに、案内係・駐車係・受付係などをされてました。
お話の内容は、前日に差し替えてお話ししたものに。
参列席が非常に広角に広がっていて話をしている背後にも聴衆の席があります。
時々、フクロウのように顔を右後ろ、左後ろに向けると、案外気分が落ち着きます。
お勤めを終えて、お昼を頂戴して、帰途につきました。
梅雨だというのに、ジリジリとくる夏のような太陽。
近くのJR駅からノンビリと電車を乗り継いで、帰寮しました。
7月盆・先師一周忌法要を控えて6月に2週間不在にするのは結構な挑戦でしたが、
早め早めの準備を心掛けることになり、それはそれで良いことでした。
どのお寺さんからも、檀信徒の距離感、協力体制など、大変参考になることがあり、
拙寺が日常的に省略してしまっていることや、見逃しいてることにも気付かされ、
これからの寺院の姿を学びになることも多数ありました。有り難うございます。
留守をお願いしている家族や檀信徒の皆さんに還元できればと思っています。