たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★令和6年・年末のまとめ(2)大本山永平寺の首座法線式

2024年12月27日 | 四季折々 寺事折々
◆(11/26)大本山永平寺・首座法戦式

いま大本山永平寺には、約100名の修行僧と、
約30名の老師(指導僧)が弁道の日々を送っています。

                               

道場には、修行が完全にお休みとなる日はありませんが、
1年を通して一本調子に修行を続けているわけではありません。
夏と冬には結制(けっせい)という3ケ月間の修行をし、
結制ではない春と秋に、新しい僧侶を迎えたり、
尋師訪道の行脚や師僧のもとに帰る僧侶を見送っています。

結制の間は、修行僧全体の中から、
 修行僧の筆頭役を勤める首座(しゅそ)
 首座の指南役となる古参修行僧の書記(しょき)
 首座と書記を陰ながら支える弁事(べんじ)
という役職を勤める三人の僧侶が指:名され、
首座が中心となって結制は修行されることになります。

                               

永平寺でのこの冬の結制で拙寺のお弟子クンが弁事の役を拝命し、
11月から、結制の修行を勤めています。
その結制の冒頭で修行される法要行持が「首座法戦式」です。
陰ながらのお勤めが多い弁事が表に出て勤める数少ない機会のため、
せっかくのことでもあるので、内々に参列させていただきました。


北陸新幹線が伸延して、福井駅は東京駅から乗り換えなしです。
新しい福井駅で、唐破風屋根を見つけました。


 
新しい参道に新しいカフェと錫のお店がオープンしていました。


多くの人が撮る山門から中雀門をを仰ぐこの風景


首座和尚さん、立派にお勤めされました。
首座を受けられた雲水さんの師僧さまや、檀信徒の方たちは大勢で首座法戦式に駆けつけておられました。一人ひとりの雲水さんは、それぞれに多くの方たちの期待を背に、本山での修行に励まれているのだと、感じ入って、本山を後にしました。

※なお、法要中の写真はアップしておりません。
 拙寺の新聞「起雲龍吟」をご覧ください。
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