気づきの瞑想

「イライラ、ムカムカ」「もっと欲しい!」「ぼんやり…」など心のツラ~イ症状に効きます

「ボケない生き方」~脳神経外科篠浦氏による気づきの瞑想の意義

2012年11月28日 23時56分43秒 | 修行ノートから

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プラユキ・ナラテボー師と 「サンガジャパン Vol.11(2012Autumn)で対談された、脳外科医篠浦伸禎氏の近著「脳神経外科医が実践する ボケない生き方」にて、ナラテボー師および気づきの瞑想が紹介されています

脳神経外科医が実践する ボケない生き方
篠浦 伸禎
ディスカヴァー・トゥエンティワン


サンガジャパン
の対談では、篠原氏ご自身が瞑想実践により、三十年くらい依存気味だったお酒と程よい距離感を保てるようになった、というご経験を、“脳”の観点から紹介されています。

ボケない生き方」でも、対談のときにナラテボー師の指導によりご体験された「気づきの瞑想」に言及され、脳機能との関係について論考されています。以下、抜粋してご紹介します。 

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(気づきの瞑想は)動物脳が関係して出来上がった苦しみや怒りを伴う回路から離れるため、人間脳のみを意図的に使う方法かもしれない、と私は推測しています。

怒りや恐れも含めた、あらゆる脳に起こる現象を客観的に冷静に確認することが、脳をできるだけ使うための第一歩です。そのような現象を、嫌悪の感情で認めなかったり、自分のはまったワンパターンの思考回路で拒絶したりすることが、脳の様々な問題を引き起こします。

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気づきの瞑想の「どんなことであれ、なんであれ、ありのまま~に受け止める」というのは、脳機能活用にもプラス


 


<参考>

以下、リンク@出版社サンガさんウェブサイト記念~サンガジャパン記事まとめ~より

サンガジャパン Vol.11(2012Autumn)
アルボムッレ・スマナサーラ,田口ランディ 吉福伸逸,内田樹,為末大,名越康文,プラユキ・ナラテボー 篠浦伸禎,ネルケ無方,加藤俊朗,鈴木秀子
サンガ

プラユキ・ナラテボー師と脳外科医篠浦伸禎氏の対談より、抜粋してご紹介します。

<対談>「悩み苦しみなく生きるための、仏教と脳外科の出会い」
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(プラユキ)
悩み苦しみとは、よるべを失い、恣(ほしいまま)にさまよう心のつくりだす空想物語の数々です。こうした理解を経て、思考やイメージの主(あるじ)になりえたとき、…思いやりと希望を持って、相手のよき縁とならせてもらうために、今ここで自分が何をさせてもらったらいいかなど、冷静に対応を吟味していくことができるようになるのです。

もっとも、瞑想を始めてすぐに今述べたような理解は起こってこないかもしれませんが、それはそれでオッケー。
何はともあれ、手に戻る、足に戻るといった作業を繰り返しているうちに、心にリラックス感や安心感が生まれてきます。それはおそらく、「大丈夫。いつでもやり直せるんだ」という感覚がそういった気づきの繰り返し作業から生まれてくるからだと思います。

それから、チャルーンサティ法は、集中力やラベル選択力などの何らかの技術を高めるとかではなくて、手や足に戻ってこれたら何はともあれ「オッケー。◯(マル)!」って感じですから、「集中が続かない、ダメだ」「上手にラベルが貼れない、ダメだ……」と「ダメ出し」する必要もなく、マルを増やしていく感じですので、誰でもが気楽にやっていける方法だと思います。

 


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<講義メモ、その1>オープンハート瞑想からはじめます~プラユキ・ナラテボー師に習う気づきの瞑想

2012年11月23日 22時38分25秒 | 瞑想会の記録(レポート、写真など)

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 プラユキ・ナラテボー師をお招きして開催された「気づきの瞑想」会(11月17日(土)@鎌倉)、の講義メモ
その1

まずは、オープンハート瞑想

瞑想会前に、まず軽く心をしずめる瞑想。(5分くらいやりました)

<やりかた>

<1>手を組み合わせます。(今回はテーブルがあったので、テーブルの上にひじをつきました)

<2>目をつぶります。

<3>組み合わせた手に生じる「感覚」に集中します。
手のひらに感じるあたたかいかんじ、つめたいかんじ、、ここに手があるかんじ、、、ドキッドキッという鼓動のかんじ、、、 

<4>(こんなふうにしていると、、こころもしずまって来ます。そうしたら…)
聞こえてくる音も、あるがままに感じて、気づいていきます。あるがままの、いま聞こえてくる音に耳をすまします。 

ポイント
なんであれ起こってくる感覚に、オープンハートに気づいていくようにします。
怖がらなくてもいいし、闘わなくてもいい。
どんなものにも、あるがまま~に気づく練習です。 

 

現代日本人が仏教に求めていること、五つ

<1>安心感がほしい…こころを楽にしたい、癒されたい。 
<2>心の豊かさがほしい…充実感、イキイキ感、充足感がほしい。
<3>成長したい…仕事のパフォーマンスをあげたい、創造性を発揮したい。
<4>貢献したい…人のために何かしたい、人のために何かできる力がほしい。
<5>自由になりたい… 解放されたい、囚われのない自由なこころで生きたい。

 

仏教の基本、実相法と実践法

実相法とは
この世界、自然界の法則、システムに、あるがままに気づいていくこと。

実践法とは
実相を知った上で、私たちの具体的な生活ひとコマひとコマに生かしていく、役立たせていくこと。
苦しみのすくない、幸せな暮らしを、みんなでしていきましょう、ということ。

 

(因と縁、三つのよき縁のお話へと、つづく…)
<講義メモ、その2>なにごとも、因と縁でできている

 


どうぞこちらもご参照ください。

<講義メモ、その1>オープンハート瞑想からはじめます

<講義メモ、その2>なにごとも、因と縁でできている

<講義メモ、その3>よき縁に触れ、よき縁となし、よき縁となる

<講義メモ、その4>縁起を理解して、苦しみの鎖を断ち切る

<写真>プラユキ・ナラテボー師に習う気づきの瞑想(2012年11月17日、第一回気づきの瞑想会)

これから開催される瞑想会情報はこちらでご確認いただけます→「瞑想会、イベント情報」


 


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苦しまなくて、いいんだよ。
プラユキ・ナラテボー

PHP研究所

現代の対機説法!
ナラテボー師と相談者の会話の中に、日々の生活に役立つブッダの智慧と慈悲があふれています。

 

「気づきの瞑想」を生きる―タイで出家した日本人僧の物語

プラユキ・ナラテボー

佼成出版社

プラユキ・ナラテボー師のデビュー作!
タイの森の中のお寺での修行のようす、生き生きとしたお坊さんたちの活躍、訪れた日本人修行者が生きる力を取り戻していくさまが描かれています。


サンガジャパン Vol.11(2012Autumn)
アルボムッレ・スマナサーラ,田口ランディ 吉福伸逸,内田樹,為末大,名越康文,プラユキ・ナラテボー 篠浦伸禎,ネルケ無方,加藤俊朗,鈴木秀子

サンガ

(ナラテボー師記事より…)チャルーンサティ法は、集中力やラベル選択力などの何らかの技術を高めるとかではなくて、手や足に戻ってこれたら何はともあれ「オッケー。◯(マル)!」って感じですから、「集中が続かない、ダメだ」「上手にラベルが貼れない、ダメだ……」と「ダメ出し」する必要もなく、マルを増やしていく感じですので、誰でもが気楽にやっていける方法だと思います。

 

<レポート、写真>プラユキ・ナラテボー師に習う気づきの瞑想(2012年11月17日、第一回気づきの瞑想会)

2012年11月18日 17時07分57秒 | 瞑想会の記録(レポート、写真など)

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昨日(11月17日(土))、プラユキ・ナラテボー師をお招きして開催された「気づきの瞑想」会。

ご参加いただいた13人の皆様、ありがとうございました。
アンケートにご記入いただいたご感想、ナラテボー師に必ずお伝えいたします。
ひきつづきメールでもご感想、ご意見を受け付けますので、お送りいただければ幸いです。

さて、本イベントのフォトレポートをお届けします

毎度ユニークな工夫で「苦しみを減らしていく」方法を教えてくださるナラテボー師。
今回は小道具、「サイコロ」が登場、現象学的観点を活用して「気づき」の大切さを教えて下さいました。

「ブッダの教えを伝えているんじゃなくて、苦しみをへらそうと活動している」というナラテボー師、でした。

プラユキ・ナラテボー師に習う気づきの瞑想
(2012年11月17日、第一回気づきの瞑想会)

 

どうぞこちらもご参照ください。

 

<講義メモ、その6>「念定慧」で自我の囚われから自由になる(2013/01/07up)

 

<講義メモ、その5>「自我」はいのちのサバイバル・ツール(12/28up)


<講義メモ、その4>縁起を理解して、苦しみの鎖を断ち切る(12/21up)


<講義メモ、その3>よき縁に触れ、よき縁となし、よき縁となる(12/17up)


<講義メモ、その2>なにごとも、因と縁でできている(12/6up)
 

 

<講義メモ、その1>オープンハート瞑想からはじめます(11/23up)

 

<瞑想会アルバム>(11/18up)

 

 

これから開催される瞑想会情報はこちらでご確認いただけます→「瞑想会、イベント情報」


 

 

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<2012/11/19 現在情報!>プラユキ・ナラテボー師の瞑想会と個人面談

2012年11月18日 11時06分07秒 | 瞑想会、イベント情報

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最新情報はこちらをチェックしてください   プラユキ・ナラテボー師の瞑想会と個人面談

(2012.12.17記)




プラユキ・ナラテボー師が一時帰国中、ハツラツと活動中でいらっしゃいます。
みなさまもぜひナラテボー師をライブでご体験ください


最新情報は、
プラユキ・ナラテボー師公式ブログ「よき縁ネット」にて、ご確認いただけます!

浜松で年明けに瞑想会が開催されるようです。
中部エリアでの瞑想会をご希望の皆様、ぜひ、ご参加ください!(11/19)

<本サイトの掲載情報について>

ナラテボー師やイベント主催者様ご本人から直接ちょうだいした情報、本ブログ主宰ざぼんが主催するイベント情報を中心に掲示させていただいております

各イベント名をクリックすると、詳細をご覧いただけます。(他サイトへ移動する場合があります)

↓ ↓ ↓ ↓ ↓


11/14add、2012/9/20up >

【カテゴリ】瞑想会、個人面談
【イベント名】仙台 2012年12月1日(土) プラユキ・ナラテボー師 瞑想会&個人面談
【日時】2012年12月1日(土)
【会場】仙台市 青年文化センター
 

~「よき縁ネット」様からのお知らせ(11/14)~
会場と開催時間などに変更がありました。


2012/10/01up >

【カテゴリ】瞑想
【イベント名】大阪 気づきの瞑想ワークショップ
【日時】2012年12月16日(日)
【会場】大阪市立市民交流センターひがしよどがわ(大阪市)

 

↓こちらのイベントは定員となりました

<11/19add、2012/9/26up > 

【カテゴリ】瞑想会
【イベント名】東京 二泊三日瞑想リトリート(合宿/通い/部分参加可)
【日時】2012年11月23、24、25日
【会場】Studio plus A すたじおぷらすえー (東京都目黒区) 

 



 こちらのイベントは終了いたしました

↓こちらのイベントは定員となりました。

<11/08add、2012/9/26up >

【カテゴリ】個人面談

【イベント名】東京 プラユキ・ナラテボー師個人面談
【日時】2012年11月18日(日) 
【会場】Studio plus A すたじおぷらすえー (東京都目黒区)


↓こちらのイベントは終了いたしました

↓ここちらのイベントは定員となりました。 
<11/14add、2012/10/01up > 

【カテゴリ】個人面談

【イベント名】鎌倉 プラユキ・ナラテボー師との個人面談
【日時】2012年11月17日(土)
【会場】カフェ レストラン ピッツェリア ムギマル(神奈川県鎌倉市)
【協力】「気づきの瞑想」会 (本「気づきの瞑想」ブログ主宰者です) 

~主催者(ざぼん)からのお知らせです(11/14)~
個人面談は、満席となりました。予約受付は締め切らせていただきます。


 ↓こちらのイベントは終了いたしました
<2012/10/01up >

【カテゴリ】瞑想会
【イベント名】鎌倉 「気づきの瞑想」会
【日時】2012年11月17日(土)
【会場】鎌倉生涯学習センター(きらら鎌倉) 3階 第5集会室(神奈川県鎌倉市)
【主催】「気づきの瞑想」会 (本「気づきの瞑想」ブログ主宰者です)


↓こちらのイベントは終了しました 

↓こちらのイベントは定員となりました。 

<11/12add.、11/02add、2012/9/20up >

【カテゴリ】瞑想
【イベント名】
東京 2012年11月11日(日) プラユキ・ナラテボー師 講話・瞑想会
【日時】2012年11月11日(日) 
【会場】東京都 大田区


いますぐ「気づきの瞑想」に取り組みたい!という方は、プラユキ・ナラテボー師ご本人が丁寧に分かりやすく説明している「気づきの瞑想」動画、図と説明文による「気づきの瞑想」図解をご参考に、ぜひ実践してみてください。


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ナラテボー師始動ご報告と、スカトー寺住職パイサン師のお話し

2012年11月12日 23時57分19秒 | 修行ノートから

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雨安居があけ、プラユキ・ナラテボー師が一時帰国、活動を開始されています。
さっそく、昨日(11月11日)は瞑想会が開催されました

東京 2012年11月11日(日) プラユキ・ナラテボー師 講話・瞑想会  

ご参加された方によると、、雨安居明けのためか(?)いつも以上にクリアな印象だったとのこと。
ぜひ、みなさまも雨安居明けナラテボー師の一層クリアな仏法レクチャーと瞑想指導をご体験ください。
次の瞑想会は、今週土曜日に鎌倉で開催です
個人面談もご予約可能です。(のこり1枠)

鎌倉 「気づきの瞑想」会
鎌倉 プラユキ・ナラテボー師との個人面談

どうぞふるってご参加ください

ナラテボー師が副住職をされているスカトー寺の住職、パイサン師も来日されました。
11月10日(土)には、「縁起の智慧と幸せの教え」をテーマとしたシンポジウムのパネリストとして参加されていました。

「縁起の智慧と幸せの教え」(主催 Japan Network of Engaged Buddhism (JNEB))


↑ 壇上は、スラック・シヴァラク氏 (Sulak Sivaraksa)
スラック氏は、仏教僧侶や学生活動家たちと共に農村の自立発展のための多数のプロジェクトに参画し、多くのNGO・社会的起業を創設してきた活動家です。
著書も多く、しあわせの開発学ーーエンゲージド・ブディズム入門が辻信一氏の翻訳で出版されています。

しあわせの開発学ーーエンゲージド・ブディズム入門
スラック・シヴァラク
翻訳 辻信一,宇野真介
ゆっくり堂

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↑ パイサン・ヴィサロー師(Phra Paisan Visalo)
タイ国チャイヤプーム県にある、スカトー森林僧院の住職を務める。タマサート大学を卒業した後、1983 年に出家。主に、環境問題、オルタナティブな開発、紛争解決、タイ仏教会改革などの活動を展開している。最近は、ターミナルケアを精神面と身体面の両面から行うために、宗教者と医療従事者をつなぐネットワーク作りに力を入れてる。タイ語による著作は多数。(http://jneb.jp/archives/651より引用)


↑ 立ち姿。

パイサン師のお話し、一部。
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"Power of mine"、「“私の”の力」は、とても強力。
「私の**」と思ったとたん、自分が**に支配されてしまう。

「私の車」、と思ったとたん、車をどこに駐車しようか、駐車したはいいけど盗まれやしないか、傷をつけてしまうことはないか、、、などなど、「私の車」に私が支配されてしまう。
「私のお金」と思ったとたん、お金が盗まれてしまわないか、お金が減ってしまった、お金をもっと稼がなければ、、、などなど、「私のお金」に私が支配されてしまう。

「私の家族」、「私の恋人」、「私の子ども」、、「私の大切な人」に私が支配されてしまう。

「私の考え」も同じこと。

自分のものと思えば思うほど、相手(物であれ、人であれ、考えであれ)の力に支配されてしまう。
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気づきの瞑想は、「“私の”の力」をパッ、パッ、 とゆるめるトレーニングにピッタリです



 

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