Monk S8 #7

「ブードゥーの呪い」

少年野球チームが練習をしている。バッティングがどうも
苦手なピーティが出会い頭の特大の場外ホームランを放つ。
外野手の少年が球場の外へボールを取りに行くと偶然近くを
散歩していた老婦人に直撃したらしく頭から血を流して死んでいた。

孫夫婦が老婦人の家で遺品の整理をしていると届けられた
郵便物の箱にブードゥー人形が入っている。消印は亡くなる3日前に
なっていて、人形には婦人の名前「マーサ」と書かれていた。


人形は署に届けられてモンクに見せる事になったが、彼は来るなり
新しくなった部屋のレイアウトがどうも気にいらないようで元に
戻すように要求する。ストットルマイヤー警部らも仕方なく元に
戻してしまう。

警部の話によるとマーサ・マーフィーという女性がウォーキング中に
少年野球の打球が婦人のこめかみを直撃して亡くなったと言う。
早速現場に出向くモンクたち。当事者の少年に話を
聞くが婦人の事は知らず、どう考えても不可抗力のようである。
だがブードゥー人形にやたら怯えるナタリー。

そこへ新たな知らせが入ったのでそちらへ向かうモンク一行。
ラルフ・ファリスという男性が雷雨の中でゴルフをしていて感電死した。
管理人が部屋で遺品整理をしているとマーサの時と同じように
ブードゥー人形が送られており、やはり同じく「ラルフ」という名も。

ナタリーはすっかりブードゥーにショックを受けていてモンクを
連れて旅行に行こうとする。モンクはこんな2件の事件ぐらいと話すと
ナタリーは「警部から3件目が起きた」と連絡が入っていたのを明かす。

3件目の現場に来るモンクとナタリー。3人目はロバート・ボイドという
携帯電話会社のオーナーで死因は心臓発作で事件性は無かったが
姪の救急救命士アンジェリンが送られていたブードゥー人形を
見つけて一連の事件との関連を気にして通報してきたのだった。
モンクはアンジェリンに先の2人の事を聞くが彼女は知らないらしい。

警部とディッシャーは近くの「ブードゥーの館」という店へ行く。
警部によると送られた3体のブードゥー人形は何れもこの店で
購入された物だったが、オーナーのハドリー・ジョーゲンセンは
「売った人形の使い方まで責任は持てない」と言う。
動機も見当たらないので引き上げる。ハドリー演じるはMeat Loaf。
言わずと知れたロック・シンガーで「I'd Do Anything For Love」
はあまりにも有名ですね。


モンクはナタリーが落ち込んでいるので事情を聞くと今度は何と
ナタリーへブードゥー人形が送られてきたのだった。

ナタリーは以前住んでいた近所にブードゥーの巫女だという女性がいて
「あなたの夫に危険が迫っている」と言われ、その直後にパイロットである
夫の乗る機が墜落して亡くなったと言う。それ以来ナタリーはブードゥーに
敏感に反応するのだった。

署では事件でてんてこ舞い（？）。というのも便乗する輩が市民の半分に
ブードゥー人形を送りつけたので町中がパニックになっているらしい。

警部の依頼でハドリーがナタリーにトラブルが起きないように
除霊をしにやって来る。最初は怯えるナタリーだったが、
仕方なく従う事にする。だがハドリーが体に塗る為に
調合した薬をナタリーは誤って飲んでしまい倒れてしまう。


直ぐに救急車を手配するとやって来た隊員の一人はアンジェリンだった。
モンクもハドリーの車に乗って救急車に付いて行く。その車内でハドリーの店で
アンジェリンがブードゥー人形を5,6個買っていたと聞きピンとくる。
「経緯はこうです！」莫大な遺産のある大物の叔父がターゲットだった
彼女はまず自分宛てに空の箱を送り消印を手に入れる。
そして適当な事故が起きると救急隊員として駆けつけて被害者から鍵を盗み、
その被害者の部屋へ行き用意したブードゥー人形を置く。そしてターゲットの
叔父には死因がわからないように調合した心臓発作を引き起こす薬物を
飲ませ病死に見せかけて殺害したのだった。

救急車の後部では苦しむナタリーに「苦しそうね。直ぐに楽にしてあげるわ」
と言って襲いかかる極道女のアンジェリーナ・ジョリー・・・ではなく
アンジェリン・ディルワース。


だが寸前の所でモンクの指示でハドリーが車を救急車に追突させて助けに入り、
事件も無事に解決する。

ナタリーもすっかり回復して元の彼女に戻る。モンクも大喜びで
訳のわからぬ理屈をこねる。

今回はモンクさんよりもナタリーが結局一番目立ってましたね。
そして意外にもハドリーに頼む警部にもビックリ。そしてそのハドリーが
あのミートローフですよ。何かお腹がすいてきました。

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では、また