Duran Duran 「Greatest」 ('98)

Duran Duranが人気を博した1980年代前半は全世界的に吹き荒れた第二次
ブリティッシュ・インベイジョンの真っ只中でした。彼らの他にもWham !や
Culture Club、Kaja Goo Goo等々・・バラエティーにとんだ面々が活躍
しました。でも何かビジュアル先行のアイドル的な感じがして当時は個人的
にはあまり好きではなく、U2やPoliceなんかに夢中でしたね。

90年代に入って「Ordinary World」が大ヒットして、それまでのイメージと
違うアーティスティックな楽曲にハマってしまいました。それから改めて
彼らの過去の作品を聞き直して、あまりの良さというかそれぞれの楽曲の
質の高さに驚きそして古さも感じさせないのに感動しました。そもそも自分
達でソングライティング出来るバンドですから当然なんでしょうけど。
私自身気がつくのが遅過ぎた感じがしました。

それでは簡単に彼らを振り返ってみます。イングランドはバーミンガムで
結成されて1981年にデビュー。イギリスでは直ぐに人気に火がつき、No.1
ヒットを連発。そして前述の第二次ブリティッシュ・インベイジョンもあり
全米進出。そこでも大成功し、日本でも当時はそのルックスも相まって
アイドル的な人気を得ます。

その後はメンバー各自がソロ・プロジェクトを立ち上げます。The Power Station
やArcadia等も大活躍しました。その後メンバー・チェンジもあり、やや人気が
下降気味になるも90年代には前述の「Ordinary World」の大ヒットもあって
シーンにカムバックを果たします。そして今もバンド活動は継続中です。

さて今回の作品も例によってBEST盤です。これは数ある彼らのコンピレーション
の中でも個人的にはイチ推ししたいBEST盤で、1998年リリースの一枚です。
初期のヒット曲「プリーズ・テル・ミー・ナウ」や007の映画「美しき獲物たち」
の「A View To A Kill」から前述の「Ordinary World」まで、彼らの代表曲は
ほぼ全て網羅されています。

まだ寒さは厳しいですが、彼らのサウンドは聞くだけで暖まる事間違いなしです。
TVでもCMソングとして流れた曲もあるので、若い方にも聞き覚えのある曲が
見つかると思いますので是非。

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では、また