1930年頃のイギリス・EMG社製
イギリスの蓄音機界の鬼才と呼ばれたEMG社の創始者E.M.ジーンは、当時、蓄音機界の主流が電蓄に移行しつつある中、アコースティックはエレクトリックに勝るとの信念をもって、この蓄音器を製作しました。すべて手作りの一品生産で、数ある蓄音機のなかでも「幻の名器」といわれる逸品です。
スピーカーの部分にあたるホーンは直径約73センチメートル、これだけの大きさの理由は、SPレコードコンサートなど比較的広い空間での使用が考慮されているためです。また、一見金属のように見えますが、実は紙の張り子で出来ています。
レコード針は、SPレコードの特徴である柔らかな音色をより活かすために、竹製のものを使用しています。
なお、蓄音機は通常「蓄音機」と表記されますがEMG社では、蓄音機を機械ではなく 楽器 であるとしている為「蓄音器」と表示しています。
以上のような説明がある蓄音器のSPレコードコンサートを聴いてきました。
曲目は、シューベルトの、アヴェ・マリアでしたがまさに幻の名器といわれるだけあっていままでに聴いたことのないような、コンサート会場で聴くような、桜の花びらが春風にゆられて頬をなでるような素晴らしい音でした。
さすが茨城の古河市にある古河文学館ならではのSPレコードコンサートでした、
子供の頃、戦時中灯火管制のなかで、外に聞こえないようにして、押入れでふとんをかぶって蓄音機を聴いたのが鮮やかによみがえって来ました。
もうかれこれ70年近くも前のことですが。
イギリスの蓄音機界の鬼才と呼ばれたEMG社の創始者E.M.ジーンは、当時、蓄音機界の主流が電蓄に移行しつつある中、アコースティックはエレクトリックに勝るとの信念をもって、この蓄音器を製作しました。すべて手作りの一品生産で、数ある蓄音機のなかでも「幻の名器」といわれる逸品です。
スピーカーの部分にあたるホーンは直径約73センチメートル、これだけの大きさの理由は、SPレコードコンサートなど比較的広い空間での使用が考慮されているためです。また、一見金属のように見えますが、実は紙の張り子で出来ています。
レコード針は、SPレコードの特徴である柔らかな音色をより活かすために、竹製のものを使用しています。
なお、蓄音機は通常「蓄音機」と表記されますがEMG社では、蓄音機を機械ではなく 楽器 であるとしている為「蓄音器」と表示しています。
以上のような説明がある蓄音器のSPレコードコンサートを聴いてきました。
曲目は、シューベルトの、アヴェ・マリアでしたがまさに幻の名器といわれるだけあっていままでに聴いたことのないような、コンサート会場で聴くような、桜の花びらが春風にゆられて頬をなでるような素晴らしい音でした。
さすが茨城の古河市にある古河文学館ならではのSPレコードコンサートでした、
子供の頃、戦時中灯火管制のなかで、外に聞こえないようにして、押入れでふとんをかぶって蓄音機を聴いたのが鮮やかによみがえって来ました。
もうかれこれ70年近くも前のことですが。