ちょっとできてよかった。

心に響いたことを記録してみました。

金継ぎの「おまけ」

2023-10-06 20:18:16 | 日記

金継ぎの「おまけ」とは、漆かぶれ、のことです。

 

繊細な金継ぎ - ちょっとできてよかった。

にて、マグカップを修復するとき、

油断して、長袖長ズボンを着用していなかったので、

破片が脚の上に落ちて、漆がついてしまったのでした。

 

2日の潜伏期間を経て発症。

最初は漆がついたことも忘れて、「蚊に刺されたかな」と思っていて、

ドクダミチンキとティーツリーオイルを塗っていました。

それで治らないから、ようやく漆かぶれだと気づきました。

 

【閲覧注意】うるしかぶれが治るまでの記録 ハゼの木でかぶれる原因と治療法についても!

漆かぶれの症状とは、こちらのサイトを参考にさせていただきました。

 

病院に行くのは、怖い。

コロナとワクチンのことで、西洋医学に対する信頼は地に落ちてしまいました。

行っても、ステロイドと炎症止めが出るだけのようで、

症状を抑えて自力で治すみたいに見えます。

だったら、とにかく免疫だな、と思い、免疫系のサプリメントの飲む量を増やしました。

 

その2日後から、湿疹が爆発的に出るようになりました。

毎日20か所以上増えていく・・・

何だろうこれ!? 漆かぶれとは少し違う感じ。

 

とにかく、かゆい。

蚊に刺されたのとは比にならないほどの猛烈なかゆみ。

 

とりあえず、家にあるもので対処しました。

・温泉水を使った化粧水。普段の肌荒れはこれで治る。かき壊すよりは、これを塗る。

・ハッカ油スプレー。ハッカ油とエタノールと水で作ったもの。本来虫よけ。

耐え難いかゆみには、これをスプレーして、スースーさせてごまかす。

・紫雲膏(しうんこう)。市販の、皮膚炎に効く漢方の塗り薬。全ての湿疹にぬりたくる。

・ビタミンC。免疫に作用してかゆみ止めに。

飲んだ後2時間で再びかゆくなるから、1時間半ごとに。

 

これで、日中はかゆみが減りました。

が、ビタミンCの効果が切れると、禁断症状のように、さらに激しいかゆみが起こります。

寝たら飲めないから、睡眠時間が3時間くらいになってしまいました。

 

免疫系サプリメントの飲む量をさらに倍にしたら、

一進一退を繰り返しながら、5日目で峠を越え、約1か月で小康状態になりました。

その間に、漆かぶれも治っていました。

あー、大変だった・・・

 

発症から約2か月が経って、

免疫系サプリメントを減らしても、2,3か所蚊に刺されたくらいに落ち着いてきました。

麴と水だけで作った甘酒、もしくは麴水を飲むと、

謎の湿疹がピタリと出なくなって、ようやく治りました。

やれやれ。

 

 

湿疹の写真を載せるつもりはないので、

すがすがしいタマスダレのタマちゃんの可愛さで締めくくっておきます。

 

ブログを書けてよかった。

 


繊細な金継ぎ

2023-09-28 14:45:47 | 日記

大雑把な金継ぎ - ちょっとできてよかった。

で修復した食器を使っていたら、金色の部分がはがれてきました。

 

正確には、金に覆われていない漆で、

作業工程でそれを削ることができるということは、

金属のスプーンなどが当たると削れる、ということのようです。

 

改めてネットと本で調べてみました。

Amazon.co.jp: おうちでできるおおらか金継ぎ : 堀道広: 本

こちらの本を参考にさせていただきました。

 

 

前回は、大雑把すぎでした。

 

糊となる米粒をつぶすとき、もっと広い所ですればよかった。

そしたら、しっかりとつぶすことができたと思います。

 

蒔絵は、すごく繊細な筆使いで作られます。

(Wikipedia「蒔絵」より)

 

金継ぎもそれと同じ。

筆先にほんの少しだけ漆をつけて、細い線でつなぎ目をなぞるもの。

太かったら、乾きにくいし、金粉が足りなくなるはずです。

 

本によると、つなぎ目に3回漆を塗ってから、金粉を蒔くようです。

そういえば、伝統的な漆塗りのお椀を作るとき、十数回漆を塗る、という話をテレビで見たことがあります。

漆は、一回で分厚くぬると、剥げやすい。

だから、薄く塗って乾かすということを何回もして、強度を出すのだと思いました。

 

金継ぎ教室があり、メルカリで金継ぎの練習用に割れた食器が売れるらしいから、

素人が1回やって完璧にできるはずもなく、

本当は、奥の深い、繊細な世界のようです。

 

 

はがれてきた食器は、やり直すことにしました。

天然素材とはいえ、口に入っていいものか疑問なので。

 

金粉をもう一度買う・・・には、ちょっとお値段が・・・

なんせ、金、ですから。

金色でなくてもいいから、漆だけでも、もう一度塗り直そう。

(家人曰く「新しいの買った方が安い」・・・それを言っては終わりです)

 

はがれてきた部分を削って、糊でくっついた状態に戻しました。

 

微妙にできてしまった段差をなくすように、

細い筆先に、少しだけ漆を付けて、できるだけ細く、つなぎ目をなぞりました。

 

乾かして、盛り上がりすぎたところと、はみ出た部分を削る作業を3回しました。

 

最後に、しっかりと乾かして完成!

 

金色だったらもっとカッコイイでしょうけど、茶色でも味があっていいなあと感じています。

念のため、お箸で食べる料理専用にします。

 

 

最初から、もう一度試してみたいな・・・と思ったら、

今度は、お気に入りのマグカップを割ってしまいました。

まだ1年も使ってないのに!これは、是非とも、金継ぎをしよう!

金粉はないけれど。

 

反省点を生かして、

米粒は普通の皿とアイスクリームスプーンでしっかりとつぶして、

糊を作るとき、欠けた部分を補う粘土を作るときに、注意を払って、

少量を丁寧に塗っていって、

カップの表面まで削れないか気をつけながら(このカップはやすりで削っても大丈夫でした)、

本体を傷つけすぎないように漆を削って、また重ね塗りをして、

出来上がりました。

 

(カップの取っ手が猫のしっぽになっていて、このS字カーブが特徴なのに、

S字の上半分を割ってしまいました)

 

(だんだん上達してきた。うれしいな)

 

三毛猫のカップだから、金色じゃなくても、

ちょうど白黒茶の3色でいい感じ。

よかった・・・また使えるよ。

 

なんとか、金継ぎは終了いたしました。

 

しかし、今度は、とてつもない「おまけ」が付いてきました。

 

(続く)

 

ブログを書けてよかった。

 


大雑把な金継ぎ

2023-09-24 16:21:21 | 日記

お気に入りの食器を割ってしまいました。

 

粉々に砕けたなら諦めもついたけれど、

きれいにパックリと割れて、組み立てることができたので、

そうだ、金継ぎ(きんつぎ)をしてみようと思いました。

 

金継ぎとは、

割れたり欠けたりした陶磁器をうるしで接着し、継ぎ目に金や銀、白金などの粉をいて飾る、日本独自の修理法。

(コトバンクより)

(日本金継ぎ協会ホームページより拝借いたしました)

 

ハンズのサイトで、金継ぎセットを発見、購入しました。

私が使ったのはこちら。

 

藤井漆工芸 金継ぎ「美」セット│金継ぎ・彫刻・版画用品 金継ぎ用品・漆(うるし)|【ハンズネットストア】

コンパクトサイズで最低限の材料で学べる金継ぎセットです。

ハンズ

 

 

説明書を見たら簡単にできそう。

漆はかぶれることは知っていたから、注意しよう。

 

と、とってもかる~い気持ちで始めたのですが、

これが後々、大変な出来事のきっかけになるとは、この時は、露とも思いませんでした。

 

なんせ、右も左もわからない初心者。

説明書では足りないことが大量に出てきて、なかなかに大変でした。

 

 

まず、陶器の破片をガムテレピン油できれいにします。

 

・・・どうやって油を出すの?

こういう形状の缶って、ペンキ塗りをした時の、ペイントうすめ液と一緒。

そのまま傾けると、絶対にこぼれる。もしくは、缶の上にたまる。

ペンキの時は大量だったから、灯油を入れるときのポンプを使用したけれど、今回はどうしよう。

 

布で蓋をして、一瞬傾けて、布に染み込ませることにしました。

後から、付属品の小皿を注ぎ口につけて、少しだけ出すとこぼれないとわかりました。

 

 

次ぎに、米粒をつぶしたものと漆を混ぜて、糊を作ります。

 

付属品の小皿でつぶそうとすると、皿が小さすぎて、ヘラが大きすぎてつぶれない!

多少粒が残っていても、これくらいでいいや、と思ったら、

漆とうまく混ざらず、つぶつぶした糊になってしまいました。

 

その糊を、陶器の破片にぬりぬり。

(我ながら雑・・・茶色い粒々は、米粒の形そのままです)

 

少し時間をおいて、くっつけます。

ここから湿度が高い箱の中で、約3日間おいて乾燥させます。

人工的な成分の接着剤ではなく、天然の素材で、その酵素の力でくっつけるなんて、

すばらしい技法だなあと思います。

 

欠けた部分には、付属の粉と水で粘土を作って、

漆を混ぜ合わせたものを埋め込みます。

これも、配分が難しくて、糊同様にもろもろになってしまいました。

 

(この日の作業はここまで。ふーやれやれ。

説明書に換気のことは書いていなかったけど、ガムテレピン油と漆のにおいが部屋に充満。揮発性の油だから、換気は必須だと思います)

 

 

3日後、箱から出してみると・・・

ゴム手袋についた漆が、指で触った所全部で茶色くなっている!

(きちゃない・・・猫毛までついてる)

 

くっつけたときは、はみ出たところを布で拭いてきれいになったように見えたけど。

ちゃんと、ガムテレピン油で拭き取らないといけなかったようです。

 

やすりでごしごし、結構力を入れないと取れない。

やすりで取れないところは、マイナスドライバーでごりごり。

微妙に食器が傷ついていく・・・

 

白いマグカップに絵柄を印刷したものは、やすりをかけると、表面がはげた!

こういうタイプには、ガムテレピン油で拭くと取れました。

それに気づくまでに、ちょっとハゲちゃった。くすん。

 

この時のこの作業が一番大変で、「金継ぎ、2度目はないな」と思いました。

ある意味、相当な力でこすっても壊れないくらい、糊の耐久性はあるようです。

つぶつぶ糊でも、ちゃんとくっつきました。

 

つなぎ目に漆を塗って、少し乾かしてから、仕上げの金の粉をふります。

 

説明書に「約20分おく」とありますが、20分たっても漆は乾かず。

最初3日おいて完全に乾かして、そこまでカチカチじゃなくてもいいとしても、

20分で乾くの???

 

もう少しおいても乾かないから、金の粉をふることに。

 

金の粉を筆先につけて落とすのですが、圧倒的に量が少ない。

余分な金粉を真綿ではらい落とすとのこと。

でも、漆が乾いていないから、漆が真綿について、またあちこちに漆が広がっていく・・・

また削る作業かあ・・・

 

さらに、ゴム手袋の指先についた金の粉が取れない。

白い紙の上でして、後で回収しましょうとあるけれど、

コピー用紙の上でしたら、紙に金の粉がついて回収できない。

と、貴重な金のはずなのに、ロスが多く出てしまいました。

 

もう、やぶれかぶれ。

筆先に金粉をつけて、つなぎ目をなぞってみたら、

漆と金粉が混ざって、完成図(箱にある写真)とは全く別物になってしまいました。

 

本当は、こうなる予定だったけど、

 

ま、いっか。初めてだし。

水を入れても漏れないし、器として使えそう。

と、これで終了。

 

しかし、やっぱりそれではよくなかったのでした。

 

(続く)

 

 

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最長記録更新

2023-09-16 20:10:56 | 日記

今年のスイカを、今日食べ終わりました。

 

 

例年は、7月下旬に収穫を終えて、お盆の頃に食べ終わっていました。

一番暑い時期に、つるが枯れてしまうので。

 

今年も、その頃につるが弱ってきたなあと思っていたのですが、

立秋あたりに、少しだけ涼しい時があり、

その時につるが復活して、花がたくさん咲いて、収穫できたのでした。

 

苗屋さん曰く、つるが元気なら、遅くまで収穫できるそうです。

 

しかも、いかにも食べ頃を過ぎた様子でもなく、

しゃきしゃきでみずみずしく、甘く、おいしく食べることができました。

 

最後のスイカの大きさは、ハンドボールくらいでしたが、

中はちゃんとスイカらしく育っていました。

 

見事に、最長記録を更新しました。

 

今年もおいしかった~♪

 

 

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花暦~ゼフィランサス

2023-09-10 14:04:37 | 日記

蚊の完全防御服で、蜘蛛の巣をぶちぶち壊しながらでないと近づけない、

そんな庭の片隅にひっそりと咲いています。

 

 

ずっとユリだと思っていました。

別名レインリリーだから、間違ってはいないけど。

 

ヒガンバナの仲間だったのね。

確かに、葉っぱや、葉がない茎の先に花が咲くところは、ヒガンバナと似ています。

 

2日しか咲かない、かわいいピンク色。

好きだなあ。

 

 

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