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秋常山古墳

2015年07月15日 | 日記
大分日が経ちましたが、5月の末に秋常山古墳に行ってきました。
石川県最大の河川・手取川が、山から平野に流れ出る扇状地の西側の山裾に沿って結構な数の古墳群があるのですが、その盟主的存在が秋常山古墳で、前方後円墳である1号墳は全長140mもあります。
北陸では最大級で、後円部の噴高は20m、墳頂の真下に埋葬施設が存在していることが確認されていますが、まだ未調査ということで、何が出てくるのか私なんかは興味深々です。なにしろ、周辺の古墳群からは鉄製の甲冑やら刀剣はじめいろんな武具や農具、馬具、鏡、埴輪などがすでに発掘されておりますからね。
4世紀後半ごろの築造と推定されているそうですが、当時にこんな大きな古墳を作れるほどの力をもっていた権力者が、あの能美市に存在していたなんて、ヤマト政権とのかかわりやなんかも考えると本当に興味が尽きません。能美市は、松井秀喜さんのみではなかったのですね。そういえば元総理の森喜朗さんも能美でしたね。
新国立競技場!あんなにお金をかけていいんですかね!あのデザインが東京招致の一因だったなんて、初めて聞ききましたよね。確か「お・も・て・な・し」と「お金をかけない」が売りだったはずですがね!

    前方部より見た後円部

存在は知っていましたが、家族で行くようなところとはちょっとイメージがずれておりましたので、訪れたのは初めてでした。誰一人おりませんでしたのでゆっくりと時間をかけて、隣接している巫女さんを葬っているらしい2号墳も含めて探訪させていただきました。

1号墳の後円部からの2号墳(方墳)                     2号墳上の埴輪

1号墳の後円部頂上からの眺めは、加賀平野とそこを流れる手取川、日本海が一望で、さすがにこのあたり一帯の支配者が眠っているにふさわしいところと思いましたが、残念なのは、古墳自体の全貌がわからない点です。これは日本一の大仙古墳(通称仁徳天皇陵)などでもいつも思うところですが、仕方がないですね。
全貌写真は公式ページより拝借しました。

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