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金沢城散策

2019年09月20日 | 日記


 夏も過ぎ、紅葉には少し早い9/19久しぶりに金沢城に行ってきました。
 風が少しきつかったのですが、それが強い日差しからくる暑さをやわらげ、心地よい散歩になりました。光があふれる、写真撮影には絶好な環境で、未熟な技術を補ってくれて結構自分では見ごたえのある写真が撮れたように思います。新しいカメラの性能を引き出すべく、いろいろな機能を試すこともできました。

 金沢城には外国人観光客の姿が目立ちましたが、北陸新幹線開業から5年たった今でも内外の観光客数は一向に減少の気配がなく、そのためのホテルも開業ラッシュといっていいくらいの空恐ろしくなるくらいの勢いです。こんなに多くのホテルが金沢に必要なのかと思いますが、5年後には、さてどれくらいの数のホテルが残っているのでしょうか。本日発表の地価公示も20何年振りかで上昇に転じたといってましたが、あの建築ラッシュを見ると納得できます。

 まあ、私が住んでいる街には関係ないことで、ホテルなんて一つもなく、いくつかあった旅館はすべてなくなり、一般の商店もどんどん閉店して、住みづらくなっています。免許証返納を考えなければならない年代もすぐそこに迫っている身なのですが、この調子でご近所のお店が減っていくと、車のない生活は考えにくく、さあどうしたものか、まだ少し先のことだからその時になったら考えようと、そこで思考をいつも停止しています。あとそんなに猶予はないんですけど。

 金沢城は、以前このブログで何度か触れていますが、戦後(もちろん応仁の乱ではなく、アジア太平洋戦争・第2次世界大戦ですよ)ずっと金沢大学が存在していました。世界にもまれなお城の中の大学として、出身者ではない私なんかも、市民の一人として誇りに思っていたのですが、みずから(なのかどうか、政治家が暗躍したとのうわさがありますが)お城を去り、ずっと郊外の山の中に身を引いていきました。その山の中の建物はすごいですよ、立派ですよ、でも、マムシに注意なんて看板を見ると、どうなんでしょう。金沢の市街地から隔離されたような大学で、いったん登校すると下校するまでそこから出られない、町の生活とはかけ離れた環境で過ごす学生さんが可哀そうになるのは私だけなんでしょうかね。勉強に集中するには、絶好な環境とは言えますかね。出身が街中の大学のせい(?)で、勉強に集中できなかった私なんかが心配することは、きっと余計なお世話なんでしょうね


 その金沢城は現在、鼠多門(ネズミタモン : 金沢城の西側の郭(くるわ)である玉泉院丸に位置し、水堀をまたぐ木橋(鼠多門橋)により接続される金谷出丸(現在の尾山神社境内)からの出入り口として機能していた二階建ての櫓門です。)とその周辺が再建中で、2020年中には完成とのことです。金沢大学が出て行った後のお城はどんどん再建整備が進み、お城ファンの私は、そこはすごく楽しみではあります。