電脳古代文化研究所2022 序(goo blog ver.)

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久高島のイザイホー

2022-10-26 16:07:35 | 日記
 イザイホーとは、沖縄・久高島で12年に一度行われてきた祭礼。琉球王国の時代から400年以上にわたり続いてきた。
 琉球の創世神アマミキヨが降り立った神聖な島として知られる久高島では、ノロと呼ばれる最高位の巫女を中心とした神女組織が琉球王国時代から継承され、島で生まれ育った女性が神女となり、祭祀を執り行う。
 その神女になる祭礼がイザイホーだが、社会の変化や後継者の不足により1978年を最後に行われていない。
 本作は、78年12月に行われたイザイホーの映像記録。この程知己にチケットを貰い、吉祥寺アップルリンクにて鑑賞する。当初は、夜間の上映だったが、9時30分からの上映につき110分の映像記録を目にすることができた。監督は、岡田一男、プロデューサー岡田桑三。今回のこの本文は、文化財映像研究会、東京シネマ新社の同映画HPからの引用による。
 44年も前の記録だが、30年ほど前に同記録映画を鑑賞したのだが、「エーファイ」の掛け声に懐かしさが蘇ってきた。今回は、謡われている神謡(ティルル)の現代語訳も付加されているので想いも一入であった。
 イザイホーも途絶してしまったが、30歳以上の女性の参加条件と過酷ともいえる神事はとても大変。だが、村挙げての行事を大切にしなければならないのだが。


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