⚫ココロの風邪(過去)
このテーマ、だいぶ空いてしまいました。
前回は障がい者施設の臨時職員のふところ具合を書きました。
薄給で泣けましたが、あの頃はそれなりに楽しかったかな...
入所施設の生活支援員の一日(当時)を書きたいと思います。
早朝から時系列にしましょう。
利用者さんの目覚めは本当に早いです。
朝は、太陽と共に生活している利用者さんがたくさんでした。
夏場は5時前から利用者さんは起き始め...
当時の利用者さんのほとんどが、起床を促す必要のない利用者さんでした。
起床時間の職員は、夜勤の男女職員が2名だけでしたが、困ることはほとんどなかったかな...
きっと今の障がい者の入所施設は、高齢化(老人になっても老人施設から断られる人)や重度化が進んで、起床介助は大変だと思います。
車イスの利用者さんも当時の4〜5倍くらいでしょうから、オムツ対応の利用者さんも必然的に増え、その交換もとなると、今じゃなくて良かったです。
そして、早番の職員が来るのですが...
早番の職員が来る前に、夜勤の職員のどちらかが朝食のために食堂のテーブル拭きをします。
食堂のテーブルは10個くらいあったかな...
台布巾をテーブルの数だけ洗って、テーブルを拭いていきます。
爺が夜勤の時は、4時半くらいの利用者さんが静かな時間にテーブル拭きをしていました。
ちなみに食堂は、食事と掃除の時間以外は施錠されています。
食事を出来る部屋と認識している利用者さんが入ってきて、あちこち物色したり、盗癖のある利用者さんの盗癖を防ぐためです。
テーブル拭きの時間も、利用者さんが入らないように扉は施錠されています。
もう一人の職員が利用者さんの見守りをしながら...
早番の職員がやって来て、職員が3名になります。
当時、爺の勤務していた入所施設は、通常の男性と女性の居室がある棟の他に、比較的重度や高齢者の利用者さんが生活している棟がひとつありました。
比較的重度や高齢者の棟を利用者しているのが男女4名ずつ。
それ以外の方が男女の棟にそれぞれ21名ずつだったでしょうか。
そして、朝食準備が食堂と、重度・高齢者の棟でそれぞれ始まります。
重度・高齢者の棟の朝食準備は早番職員の担当です。
食事を作るのは、施設に専門で入っている外部の調理員さんですが、調理をして皿に盛る所までで、配膳は職員が行います。
手際良く配膳をしないと42+職員2名の配膳は間に合いません。
また、食堂の配膳担当の職員は、検食と言って、先にその日の朝食を食べて異常がないかの確認もするので、大忙しです。
2ヶ所の配膳に職員がそれぞれ1名。
残りの1名は利用者さんの見守りをしています。
そして準備が整うと、館内放送を入れて朝食です。
朝食が一番職員の手が薄くて厄介な時間です。
当時は、朝食の全介助の利用者さんが1名いました。
その方のテーブルに女性職員が付いて、介助をしながら職員も朝食を食べました。
男性職員のテーブルには、盗食、早食い、丸呑み気味という利用者さんが座ります。
目を離すと、他の利用者さんの食事も奪って食べようとするので注意が必要です。
爺も他の利用者の対応をしている間に爺の朝食が食べられた経験を何度かしました。
しかし、食べた方の利用者さんも、食べられた方の利用者さんもうまく訴えることが出来ないので、本当に注意をしていなければなりません。
そのテーブルは食事が早いから...
男性職員は、深夜にチェックして用意した全員分の薬を飲ませて行きます。
間違って他の利用者さんに飲ませることは絶対あってはなりません。
朝食を利用者さんが食べている間に、確実に利用者さんに薬を間違わずに飲ませるということも、重要なことでした。
食事が終わったら、片付けです。
出来る利用者さんは自分で片付けますし、出来ない利用者さんは、職員が手伝います。
最後に、全てのテーブルを綺麗に拭いて...
朝食は終了します。
その頃くらいから、日勤の職員や事務方の職員が出勤してきます。
次は歯磨き。
介助が必要な利用者さんは職員が手伝い、それ以外の利用者さんは自分で歯磨きをします。
もちろん、夜勤と早番の職員が介助や見守りをしています。
ここまででずいぶん長くなりましたね。
本当は丸一日の日課とうつ持ち職員の話を書きたかったのですが...
今日は早朝までにします。
↓ポチッとすると喜びます↓
にほんブログ村