東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

虫の会

2021年07月27日 | イベント
自分が先生役で、次女の保育園時代のお友達ご家族をお誘い参加していただいている虫の会。昨年から始めて今回で3回目。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
再び緊急事態宣言が発出されてしまい、中止にしようか迷っていたところ、楽しみにしているので、是非お願いしますとのご要望にお応えして、感染、熱中症の対策を万全にして皆さんと楽しんだ。

皆んながそれぞれトンボやチョウを追いかけ夢中なっているその隙に、自分も虫探し。

すると...

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED+SB-700
少数のカナブンに多数のハナムグリの仲間がひしめき合うように樹液に群がる様子。カブトムシやクワガタは稀に見る程度で、これがこの時期の東京都海上公園の樹液場の特徴。
皆んなに内緒でこっそり撮影していたけど、後ろから子供達の手が...

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED-SB-700
先生の後に着いて行けば昆虫が見つかる事を子供達は知っている。けれど、その内、自分で見つけられるようになって欲しい願い。

休憩時間を利用して生態園の環境管理者である、田中さんから園内における、カシノナガキクイムシの生態と被害状況、対策について分かりやすく説明していただいた。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
コナラ、クヌギを中心にマテバシイやシラカシにも被害が及んでいるとの事。ただ、昆虫観察を目的として来園する子供達や観察者からすると、キクイムシによって穿入された坑道から樹液が流出する事により、そこに集まる昆虫の観察が楽しめていた。しかし、対策により樹木にネットを巻かれてしまったので、樹液場の観察に制限がかかってしまったのには非常に残念。この先、管理者と観察者が両立できる対策案に期待している。次回の虫の会は、秋のカマキリシーズンに予定。

撮影日:7月18日

川遊び

2021年06月04日 | イベント
娘達のリクエストで河川に訪れ生き物調査を楽しんだ。まずはトンボの羽化観察からスタート。

ミヤマサナエ ♂(羽化)

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

オジロサナエ ♂(羽化後のテネラル)

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

コオニヤンマ ♀(羽化)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
真夏に活動シーズンを迎えるサナエトンボの仲間が羽化の最盛期にあり、その様を娘達と観察。

羽化観察を楽しんだ後、今度は川の中の生き物調査を行ってみた。その結果…

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED


Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED


Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
ヘビトンボの幼虫、ヒゲナガカワトビケラの幼虫(ザザムシ)ヌマチチブ、ジュズカケハゼ、シマドジョウ、ヌマエビの仲間。

なんと、カジカガエルもゲット!

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
トンボ観察の時に良く音を聞いていたけれど、実際に姿を見たのは今回が初めて。
川辺で昼食をとっていると、シジミチョウの仲間が水辺に飛来したので急いでカメラを向けた。

トラフシジミ(春型)

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
そろそろ夏型が出始める時期にあるけれど尾状突起も欠けていない綺麗な春型に出会えて嬉しい。この河川には多種多様な生き物が生息している事を改めて知る事ができ、ただの河川という表現よりも、生き物が豊富に棲む東京の清流といっても過言ではない。観察後は採れた場所にそっとリリースして、午後からは長女のリクエストで、まだ少し早い気がするけれどクワガタ採りにコナラの山林へ向かった...

撮影日:5月30日

家族で

2021年05月11日 | イベント
この日は妻の知人が所有する、神奈川県の農地に家族でお邪魔させていただいた。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
耕作放棄地を10年かけて重機を使わず人力で開墾されたたという、主の情熱が込められた場所に案内していただいた。そこは自然豊かな自分好みの素晴らしい谷戸環境が目の前に広がる景観だった。午前中は家族とスコップで田んぼ掘り作業を楽しみ、午後からは昆虫を探してみた。すると...

アサヒナカワトンボ(交尾)

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
湿田には春を代表するシオヤトンボ、シオカラトンボ、クロスジギンヤンマの姿あり。

ハンミョウ

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
細流を歩くと鮮やかなコントラストを持つハンミョウの姿があり、また、ハルジオンが咲く開けた農地ではアゲハチョウの仲間が盛んに吸蜜する姿が見られた。

ナミアゲハ

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

アオスジアゲハ

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED


次の訪問は田植え作業の時。再び家族で訪問させて頂く予定。その時が今から楽しみ。

撮影日5月4日

昆虫展のお知らせ

2020年07月09日 | イベント

本日から8月30日まで、 渋谷文化総合センター3階 こども科学センターハチラボにて昆虫展を開催しています。今回は展示スペースを大きく確保していただき、トンボの活動写真はもちろん、樹液に集まる昆虫や様々なステージで冬を過ごしている昆虫など、東京都で撮影した昆虫写真を、春夏秋冬の内容で50点ほど展示しました。また、世界の様々な昆虫の標本や、ヘラクレスオオカブトなどの生体展示もありますので、合わせて観賞していただければ幸いです。入館無料となっています。
※コロナウイルスに万全な対策を行い開催していますので、ご来館の際には必ずマスクの着用をお願いいたします。

冬の昆虫写真へ

2020年01月05日 | イベント

冬の昆虫写真に貼り替えを済ませて来ました。
多摩六都科学館 展示室4の壁に展示してありますので、
お立ち寄りくださり見ていただけたら嬉しいです。