東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

7月の虫の会

2022年07月08日 | イベント
この日曜日は恒例の虫の会。

Nikon D800E+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
曇り空により猛暑が少しやわらいでくれたフィールドで、熱中症対策を万全にしてご家族で虫探し。

娘が捕まえたシオカラトンボ ♂

Nikon D800E+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
自然と触れ合い、生きものを知ってもらいと思い、始めて今回で4回目の開催。最初の頃よりも子供達の虫探しと捕獲の技術が上達している様子にあり、ギンヤンマを捕まえたお母さんにも驚かされた。捕まえた昆虫の持ち方と生態や生息環境などを解説するのが自分の役目。すると、娘が黒と黄色のトンボを捕まえたと走って来た。それは...

タイワンウチワヤンマ ♂(未成熟)

Nikon D800E+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
東京都で小学生がタイワンウチワヤンマを捕まえたのは初めてかも知れない。


タイワンウチワヤンマ ♂(未成熟の複眼)

Nikon D800E+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
少し前の記事に枝先に静止していた未成熟の撮影をUPしたけれど、今回ははっきりと未成熟の証であるチャコールグレーの複眼を確認する事ができた。因みに成熟した個体の複眼はグリーンになる。翌日、事前に公園管理者からNPO法人 東京港グリーンボランティアの調査として特別に許可を頂き、休園日を利用し保護地区内の池でタイワンウチワヤンマの羽化殻調査をおこなった。その結果、羽化殻の発見に至り、確実に発生している真実を突き止めた。毎年、調査を行い調査報告書を作成したい。

Nikon D800E+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
捕まえた昆虫は観察した後、全てリリース。ここでは生きものの持ち込み持ち帰りが禁止されているのでルールを守った観察を楽しみたい。次回は8月、カブトムシ(運が良ければ)とクマゼミ編かな。

安倍元総理大臣が銃で撃たれて亡くなられたと言う衝撃的なニュースが飛び込んで来た。安倍元総理と言えば、東日本大震災の復旧、復興、新型コロナウィルスの蔓延を防ぐ為、緊急事態宣言の発出、感染症が長期化する中、生活支援を受けられるように臨時特別給付金の支給など、迅速なご判断で国民を支えてくれたご活躍が今でも強く印象に残っている。ご冥福をお祈りいたします。

撮影日:7月3日

虫の会 初冬編

2021年12月13日 | イベント
子供はもちろん大人も楽しめる観察会を目標として創めた虫の会。
嬉しくも高評価をいただいて、月一回のペースになりつつある。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
最高気温が12℃。この時期としてはちょっと低めな条件。


Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
また、もうひとつの条件として越冬昆虫は目視のみの約束でスタート。
それでも気温が上昇してくるとアキアカネが活動を始めてくれた。

アキアカネ ♂

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

ハラビロカマキリ ♀

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
撮影は参加されたご家族が優先なので自分は撮影を控えて観察できた種類を記載。アキアカネ、ホソミオツネントンボ、ハラビロカマキリ、ヒメクダマキモドキ、コバネイナゴ、クヌギカメムシ、ムラサキツバメの越冬集団、越冬中のアズマヒキガエルなど。大人の方にはスマホで綺麗に撮影する方法のアドバイスと、生態について分かり易い説明を心がけている。今回も参加された皆さんに、楽しんでいただけたようで何より。来年の虫の会のスタートは2月中旬。越冬昆虫とアズマヒキガエルの観察を予定。

撮影日:12月5日

大根収穫と虫の会

2021年11月25日 | イベント
この日は娘のお友達たちご家族と一緒に、大根収穫体験。そのついでにプチ虫の会を開催。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
残念ながら秋晴れとはならず時々雲間から陽射しが届く空模様の中、先ずは大根の収穫からスタート。

はつか大根の収穫

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

青首大根の収穫

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

キクイモの収穫



Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

収穫体験が終了した後の休憩中にプチ虫の会を開催。

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
オオカマキリの褐色型のメスを見つける事ができたので、ご家族の方々に掴み方や生態についてのレクチャーさせていただいた。収穫した野菜は夜食で煮付けとサラダで美味しくいただいた。皆さん楽しんでいただけたようで何より。

撮影日:11月21日

虫の会 晩秋編

2021年11月18日 | イベント
突然19,000件のアクセス数にビックリしています。
おすすめ記事にUPしていただきgooブログ編集スタッフに感謝。ありがとうございます。

緊急事態宣言解除後、人流の増加と共に再び感染拡大が懸念される中、今のところ東京都の一日の感染者数は減少傾向。徐々に普通の生活に戻りつつあり、公園の行事も再開。この日は娘のお友達のご家族が大根収穫体験イベントに参加されていたので、ついでに虫の会も開催。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
自分と娘は後日に参加予定なので今回の大根収穫は見学。

娘は暖かい陽射しを受けて、、、寝てるし...

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED


Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
皆んなで探し回ってやっと見つけたオオカマキリのメス。数が少ないので他の虫捕りグループに見られない様に逃がさないと行けない状況なのが残念。

今回の虫の会の目玉虫はコレ!

ホソミオツネントンボ

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
子供たちが絶対に捕らないと約束してくれたので、参加されたご家族の皆さんと一緒に観察。枝に擬態して冬を越すイトトンボの仲間と説明。皆んな初めて見たと喜んで頂けた。自分としてはこのトンボを皆んなに見せてあげる事ができ、今回の虫の会は大満足。果たして真冬に発見する事ができるか?絶対見つけてみせる。乞うご期待。

撮影日:11月14日

虫の会 秋の曇天編

2021年10月05日 | イベント
この日は次女のお友達ご家族に参加していただいている虫の会を開催。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
あいにくの曇り空で活動する昆虫は少ないながらも、子供達と一緒に虫探しを楽しんだ。秋の草はらと言えばカマキリやバッタ。

ハラビロカマキリ♂(褐色型)

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
オスは警戒心が強くこちらの動きを見ていた。

ハラビロカマキリ♀(緑色型)

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
イヌキクイモの花に来る獲物を待ち伏せするお腹がデップリとしたメス。そろそろ産卵の時が近そう。

ヒメクダマキモドキ

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
この時期、アカメガシワをチェックすると必ず見られるのがこのヒメクダマキモドキ。子供の頃は見かけた事が無かったけれど、いつの間にか沿岸部に定着していた。

捕まえた虫が気になり皆が近寄って確認する場面

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

その横では稲刈り作業がスタート

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

シオカラトンボ

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
昆虫の棲家はどこなのか、子供達に質問して答えを貰いながら楽しい時間を過ごす事ができた。
残念だったのは何故かオオカマキリのメスを発見できず。次回は秋晴れの日に再び開催したい。

撮影日:9月26日