東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

セミ捕り指導

2021年08月31日 | セミ
次女がツクツクボウシを捕りたいとのリクエストに答えて、
長女も参加でツクツクボウシの一級ポイントに御案内。

ツクツクボウシの大合唱を浴びながら捕れそうな位置にいる個体を探しては網を伸ばす次女。それに対して厳しい目で捕り方を指導する長女。そんな場面。がむしゃらに行かず逃げられる方向を予測しながらゆっくり慎重に網を近づける戦略術は、もはや、あのカマキリ先生の捕り方を超えている。

ツクツクボウシ ♂

二人の連携プレイにより見事にゲット。

アブラゼミ ♀

至るところで聞こえていたアブラゼミの音がここに来て一気に減った感じ。いつもなら9月最初の台風まで多いはずなのに今年は心なしか終盤に向かうのが早い気がする。

ツクツクボウシの捕れ高

そうそう、フィールドで捕獲した昆虫を一時的に入れる虫カゴは、風通しの良い網目付きの安い虫カゴが適切。透明なプラケースをフィールドに持って来ているファミリーを良く見かけるけれどNG。フタの部分以外は密閉されていて風通しが悪く、また、昆虫の種類によっては掴む場所が無く滑ってしまうので、移動中の揺さぶりにより弱らせてしまい、時には死なせてしまう事もある。プラケースしか持って無い...そんな方はあらかじめ底に落葉や枝を敷き詰めて使用するといい。また、これも良く見かけるパターンで、甲虫、バッタ、トンボ、セミ、チョウなど、ひとつの虫カゴに纏めて入れてしまうのも絶対ダメ。出来る限り種類分けにすること。見かけた時には出来る限り伝えている。


ツクツクボウシのゲット数はオス4メス2。子供にしてはまずまずの捕れ高でしょう。
日影ですら厳しい暑さにより、熱中症を避け小一時間だけ楽しんだ。

全てNikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED

撮影日:8月28日


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