東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

過ぎゆく夏

2021年08月26日 | セミ
ここに来てだいぶセミが減った様子に感じられる中、こんなシーンを目撃。

アブラゼミの産卵

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
複眼にピンとを合わせると産卵管には合わないので、産卵管にピントを合わせてトリミングした画像がこちら。

アブラゼミの産卵

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
針の様な産卵管を枝に突き刺して産卵する様子。次の世代へ向けたメスの活動。今のアブラゼミはそんな時期なのかも知れない。

その一方、お盆休み辺りからミンミンゼミよりも特徴的で面白い音を持つセミが旬を迎えている。
それは...

ツクツクボウシの羽化殻

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D+Litepanels LP-Micro(LED Right)

ツクツクボウシ ♂

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D+SB-700
比較的、風通しの良い少し暗めな林を好む傾向があり、そんな場所に訪れると合唱が聴ける。

ツクツクボウシ ♀

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED+SB-700
外見からオスメスの違いが分かるのもツクツクボウシの特徴。メスは腹部先端にかけてスリム。この日、黄昏時に娘とヒグラシの丘に行ったが、ヒグラシの音は聞こえず、アオマツムシの音が多く聞こえていた。この先も残暑厳しい暑さが続きそうだけれど、セミの活動を通じてそろそろ夏も終わりに近づいている事を感じさせてくれた。

撮影日:8月21日


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