東京都に生息するホソミオツネントンボの生活史の記録をコンプリートしたので公開します。
クリック 拡大して一枚一枚の画像をじっくりとご覧ください。
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越冬環境
越冬の時期は12月~3月上旬。越冬の時期でも暖かい日には小移動している場合もある。越冬場所は発生水域に隣接した林。また、晩秋から冬場には水辺を持つ都市公園でも見かけることがある。
都市公園で見かける個体は新天地を求めて多産地から移動してきた可能性が考えられる。
ホソミオツネントンボの生活史の中で最も魅力的に感じているのは様々な越冬体勢。
ブッシュに潜むメス
珍しい逆反りスタイル
腹部をくの字に曲げているのは警戒している様子。
オツネントンボ ♂(下)とホソミオツネントンボ ♀(上)の同場所越冬
春、水辺に出現する個体群から見ると発見できているのはほんの一部。越冬場所の高さは地上数センチから目線上におよぶ。天敵(野鳥)からの捕食を避けるため越冬体勢は天地不問の自由自在で、枝や植物の一部になりきり擬態越冬する姿は非常に素晴らしく、それを見つけた時の喜びは計り知れないものがあり魅了され続けて止まない。越冬個体の撮影は全て越冬体勢の時のみにこだわりを持って撮影しているので、気温が上昇して飛んで止まった個体の撮影は一切しない。
ホソミオツネントンボ(越冬明けから秋までの魅力に迫る)も合わせてご閲覧ください。