東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

10月下旬の越冬トンボ

2024年10月22日 | トンボ
この日曜日は午後に向かって天気が回復する予報だったので、急に気温が低下した時の様子も知っておきたいと思い、多摩方面のトンボフィールドへ向かった。

ミヤマアカネ

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
多摩方面は晴れていたがやはり急激な気温の低下によりアカトンボの活動は今ひとつ。少しだけミヤマアカネが遊んでくれた。北風が強かったので、風裏の陽だまりで越冬トンボの姿を探した。すると...

オツネントンボ 雄(未成熟)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
発生水域周辺の陽当たりが良い、草ぼうぼうエリアを好むオツネントンボ。
まだ気温が低い時間帯だった事もあり、樹木にべったり静止するオツネントンボらしい擬態姿。

ホソミオツネントンボ 雌(未成熟)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
羽化後から来年の春先までずっと林の中。時にはスポット的に当たる陽射しを浴び、過ごしている生態が不思議で面白い。ホソミイトトンボも見つけたけれど逃げられた。前回に引き続き気温が高い時間帯にカトリヤンマのホバリングポイントへ入ってみたが、変わりなくホバリングポイントを通過して探雌行動に忙し個体を多数目撃。今シーズンのカトリヤンマはホバリングしない遺伝子を受け継いでいる個体が多いのかも知れない。ホバリングをするオスは、ごく一部の個体だと言う事も理解しておきたい。


撮影日:10月20日


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