東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

2023年トンボ初め

2023年01月08日 | トンボ
今年のトンボ初めは上京中のK君と都下の越冬トンボの隠れ家に訪れた。

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
昨年末に発見した個体とそれ以外の新たな個体の捜索が目的。

越冬環境

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
この画像のどこかにいる!わかるかな...

ホソミオツネントンボ ♀

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

越冬環境

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
この画像のどこかにいる!困難かな...

ホソミオツネントンボ ♂

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
植物の一部と同化して、環境下に溶け込んでいる様子が非常に素晴らしく、
完全にホソミオツネントンボに惚れ込んでしまい冬場は毎週末でも探しに訪れたくなる。

この日は4時間ほど捜索して発見できたはたったの10頭ほど。

ホソミオツネントンボ ♀

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

ホソミオツネントンボ ♂

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED

ホソミオツネントンボ ♀

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED

ホソミオツネントンボ ♀

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

ホソミオツネントンボ ♂

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

ホソミオツネントンボ ♀

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

たった10頭とは情けなく10倍以上は隠れているはずなんだけど、簡単に見つけられないところが捜索意欲を掻き立ててくれる。また、日本に生息する擬態昆虫が掲載された各文献を拝見させていただいたけれど、トンボの擬態に関する記事が少なく、特に擬態越冬する昆虫の仲間にホソミオツネントンボが掲載されていないのには非常に残念。是非とも擬態越冬する昆虫の仲間として絶対に加えて欲しい。

オツネントンボ ♂

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
ホソミオツネントンボを真剣に探していると、ひょっこり見つかるのがいつものパターン。オツネントンボとホソミオツネントンボの違いは閉じた翅の縁紋が前後で重ならないと言うのが一般的な見分け方。でもよく見れば背部腹部に持つ褐色斑の入り方や濃さが全く違う。オツネントンボの越冬姿はホソミオツネントンボとは違った体勢なのは分かっているけれど、東京都に生息する個体は地方での越冬例のように完全に身を隠しているのかどうかは未だに不明で、最高気温が10℃を超える日は必ず何処かで日光浴に出ている様子にある。いつか東京でこれぞ完全越冬と言えるオツネントンボの姿を観たい。

撮影日:2023年1月2日


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