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ゆらぎつつゆく
添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。
秋の夜の露をば露と置きながら雁の涙や野辺を染むらむ
2017-09-20 03:11:31
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古今抜粋
秋の夜の露をば露と置きながら雁の涙や野辺を染むらむ 壬生忠岑
秋の夜の露を露と置きながら、空飛ぶ雁の涙も、野辺を染めているだろう。
麗しい光景だ。露という言葉がふたつあれば、野に無数の露が結ばれている情景が目に浮かぶ。
それが空飛ぶ雁の涙だとして、大いなるものの世に対する悲しみの隠喩にするのだ。
飛ぶ雁の心を知らば白妙の月も雲れと人はあふがむ 揺之
ましらな鳴きそ
2017-09-19 03:05:19
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資料
また英訳古今に興味を持ってみた。
So sadly,
O Monkeys, howl not!
Leg-wearying
The mountain valleys are, yet
Today, there is no point!
わびしらにましらな鳴きそ足引きの山のかひある今日にやはあらぬ 凡河内躬恒
これも枕詞をそのまま訳しているのがおもしろい。
「あしひきの」は手元の辞書によれば語源不明だが、確かに、足を引きずるほど高い山だという感じには推測できる。
山の峡(かひ)と甲斐(かひ)の掛詞も、苦心して訳しているようだ。there is no point!はそんなことは無意味だという意味だが、point には先端という意味もある。
奥山を越えむとはしてかひもなき藁沓を履く猿もわらはむ 揺之
学ばざる人は奢りをたくはへてわれは劣るといひつつてらふ
2017-09-18 04:34:55
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歌
学ばざる人は奢りをたくはへてわれは劣るといひつつてらふ
桂生ふそ知らぬ月を花誘ひひたふる影を探る春かな
2017-09-17 03:11:48
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歌
桂生ふそ知らぬ月を花誘ひひたふる影を探る春かな
ミッドサマー・ナイト
2017-09-16 03:12:53
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絵画
レオン・ダボ(1865-1960 )、フランス、アメリカ。
青い風景だ。
実際は、いかに夏でもこんな風には見えない。
月の明るい夜でも夜は暗い。
だが人間の感性にはこんなふうに見えるのだ。
暗闇だからこそ感じる光があるのだ。
夏草の深き闇夜にほたるすみ星のまよひのはてかともみる 揺之
しっとりと
2017-09-15 03:14:49
|
資料
啄木に興味を持った。
しっとりと
なみだを吸へる砂の玉
なみだは重きものにしあるかな
石川啄木
歌を詩風に行分けするのは、わたしは好きではない。
一連の珠玉の連なりのようであるのが美しいと思っている。
だが啄木ならこれもいいと思う。
はづかしきおとなのなみだおもきともかろきともいふ握りつぶさむ 揺之
うぐひすのこゑ
2017-09-14 03:08:13
|
資料
また英訳古今に興味を持ってみた。
The falling of the flowers
Is sad, indeed;
In the spring haze
On Tatsuta Mountain
A warbler cries…
花のちることやわびしき春霞たつたの山のうぐひすのこゑ 藤原後蔭
Voice of warblerとしないで、warbler cries としてあることが興味深い。
英語と日本語の感情の違いかと思う。確かにわびしさの中で聴く鶯の声は、叫ぶように聞こえることがある。
忘れていたが、訳者はThomas McAuleyである。
花の香を声とも聴けば何をかもわれにうたへむ春のわびしさ 揺之
小さな丸い鏡
2017-09-13 03:15:54
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絵画
エドワード・スタイケン(1879-1973)、ルクセンブルク、アメリカ。
こちらに背を向けて鏡を見ている女は、裸だが、完全に拒否している。
見ることも触れることもできそうなところにいながら、見るものを永遠に拒絶するのだ。
灰色の闇にまぎれて、何かが逃げようとしている。
真澄鏡きよきおもひをとほつ海かすかに光る水に逃さむ 揺之
あづさゆみ
2017-09-12 03:18:58
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資料
和歌の英訳に興味を持ってみた。
A catalpa bow
When the springtime mountains
I traverse
I cannot pass along the way
So many flowers have fallen!
あづさゆみはるの山辺をこえくれば道もさりあへず花ぞちりける 紀貫之
Catalpaは梓のことだ。枕詞を率直に訳してあるのがおもしろい。しかし英語では意味がつながらないだろう。
梓弓はるとはいへどなきつるをならしつつこふ君の心を 揺之
独のみながめふるやのつまなれば人を忍の草ぞ生ひける
2017-09-11 03:51:42
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古今抜粋
独のみながめふるやのつまなれば人を忍の草ぞ生ひける 貞登
一人住まいの家の屋根に草が生い茂る。
昔好きだった人を忍んでもつらいだけだ。
だが思わずにいられようか。
やがてこむたそがれの露指濡らしひとり飲む夜の酒は苦きか 揺之
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在野の無名歌人です。当ブログの管理人は幽霊です。ばかなことをしたら、たたりますよ。
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