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【単なるバグ?】Windows11は診断データの設定をオフにしてもMicrosoftへのデータ送信を続けることが判明

2025-02-15 08:00:00 | Windows

最近のWindowsが初期設定ではさまざまなデータをMicrosoftに送信することは既に広く知られています。当初のWindows 10では、このテレメントリ機能を無効化がすることができず、問題となりました。

その後、Windows 10にはアップデートにより、Microsoftにどんなデータを送ったかを確認する「診断データビュアー」や、Microsoftに送ったデータを削除する機能などが追加されました。

HomeやProなどの家庭向けエディションを使用するユーザーは「必須の診断データ」という送信を最小限に留めるオプションのほか、Enterprise(最上位エディション)を使用するユーザーは「セキュリティ」という名前の診断データを一切送信しないオプションが選択できます。

 

WindowsをEnterpriseにしてMicrosoftへのデータ送信を完全無効化する方法 - ニュース速報

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Microsoftは「必須の診断データ」を選択すると、デバイスが正常に動作しているかどうかを確認するデータのみが送信される、としていますが、実際にはWindows Updateの開始や、メーカーや機種などのデバイス情報、アプリの動作状況などが細かく送信されます。

これらの機能はWindows11にも継承されました。Windows11ではEnterpriseのみが使用できる「セキュリティ」オプションは「診断データオフ」という名前に変更となりました。

先ほども言った通りWindows10ではこのオプションを使用することで、Microsoftへのデータの送信を完全に無効化できます。しかしながら、Windows11ではこのように「診断データオフ」というオプションを選択しても診断データの送信が続けられています。

右が診断データに関するグループポリシーの設定、左が診断データビュアーの画面です。内容としては、アップデートの状況など、「必須の診断データ」のみが送信されています。

念のため、設定画面でグループポリシーの設定が適用されているか確認したところ、下に「必須の診断データを送信しています」と出るのが気がかりですが、上の「診断データ」のところは「オフ」と表示され、さらに「Microsoftへの診断データの送信は組織によって禁止されています」とまで表示されています。

ただし、以前のバージョンのWindows11ではWindows10と同様に、診断データが送信されなかったので、単なるバグの可能性もあります。

ただ、最近、Microsoft Edgeが定期的にGoogle ChromeやFirefoxのデータを取得していたことがバグで判明しているので、もしかしたらこれが本当の動作なのではないかという不安もあります。