昨日、長男が荒野の7人ですか、西部劇の。あれを見ないかと聞くもので、久しぶりに一緒に見ました。
イイですね、やっぱり。
贅沢な映画だなーって言いながら見ました。
![](https://i.ytimg.com/vi/_naO15jTt3E/mqdefault.jpg)
荒野の七人 <特別編> (The Magnificent Seven)
西部劇の傑作「荒野の七人」では、アカデミー賞受賞俳優、ユル・ブリンナー*とジェームズ・コバーン**に、スティーブ・マックイーン、イーライ・ウ...
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ユル・ブリンナーにスティーブ・マックウィーンにチャールズ・ブロンソン、ジェイムス・コバーンなど、主役級の俳優さんが目白押しで、かっこいいんだ、これが。
いつも、コンピューターグラフィックがかかった映像ばかり見てるものだから、新鮮で仕方ない。スタントマンでない動きの素晴らしさ。カメラワークのすごさ。
そして、馬にまたがり、銃を腰につけ、勇ましい。立ち居振る舞いの美さ、なぜにこれほど素敵にうつるのでしょう。
黒沢監督の「7人の侍」の西部劇バージョンですけども、話の運びやシーンのあちこちに「’7人の侍」に対するリスペクトが現れています。
弱い立場の人たちのために立ち上がり、命を犠牲にして守ってあげる。悪役とヒーローのわかりやすさ。ハッピーエンドの後味の良さ。話が難しくないからいい。今時の、人間模様ドロドロの、ベッドシーンが満載で、心が重たーくなるような陰湿な映画なんかの数倍イイ。
「7人の侍」は、白黒映画です。子供たちと「これが荒野の7人のオリジナル」と言いながら見ましたが、これがまた、楽しめるのです。子供たちにも受けるのですよ。良いものは、いつの時代も良いのですね。
それから、荒野の7人を見ながら、「スリーアミーゴス」を見たくなる。
スリーアミーゴスは、荒野の7人のコメディーバージョン。メキシコの街のシーンがそのまま同じで、思い出されて仕方なくて。主演の3人がまたいいですね。特に、スティーブ・マーチン、そして、マーチン・ショート。
こんな映画ばかり見ていたら、心根も良くなる。人間愛を教えられる。
それで思うのは、水戸黄門に遠山の金さん、銭形平次に将軍吉宗。この類の時代劇って、日本人の良心、日本人の善悪に対する際立つ潔癖さの育ての親なのかなと、思うんです。時代劇の素晴らしさを、ここで暮らしながら思います。悪は必ず成敗される時代劇。時代劇を見て気持ちを癒したくなる、昨今です。
どこの映画界にも、左翼のまわし物がたくさんいるらしいから、映画を見る時は、くれぐれも気をつけて見る様にする。変なもの見て気分が悪くなるのはご免だ。寄生虫なんて映画は、お金くれても私は見ない。後味の悪い映画に込められたあるメッセージを嗅ぎ取るようになったと思う。それを感じた時は、監督が誰でとか確認して、次からは、その人の映画は避けるようになった。
良いものに触れれば、自分の中の良い部分がそれを肥やしに大きくなる。卑しいものに触れれば、自分の中の卑しい部分がそれを餌に大きくなる。心も体と同様で、餌を与えて大きくする。良いものを食べれば健康になり、悪いものを食べれば病気になる。
感動は心の肥やしになる。
陰湿な映画を見て感動することはない…心がふるえるような事は、まずない。
人間愛あふれる映画、人間っていいなって思わされる映画に感動しながら、余生を過ごす方がいいなと、思うこの頃です。