こう言うテレビショーがある。
ウェディングドレスを購入するために、有名専門店を訪れる新婦となる人が、ドレスを選ぶ過程を見せる番組なのだが、これがなぜか面白い。見始めたらきりがない。何が面白いんだろうかと思ってみる。
マンハッタンにあるすごく有名なドレスの専門店が撮影場所である場合が多い。このお店には、カルフォルニアから来る人もいるくらい、有名なとこらしい。
![](https://i.ytimg.com/vi/fIMkSp4rH78/mqdefault.jpg)
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販売員がいてそれをまとめるディレクターがいて、もちろん、全員女性。毎朝のミーティングから見せるのですが、毎日の予約が多い時は100人とか来る。
来店する人も様々で、予算も様々。大体一人当たり最低3着は試着する。その中でほとんどの場合が、着たいドレスが決まる。相談にのる販売員は経験が豊富で、新婦の話を聞きながら、どんな結婚式かを聞きながら、予算を頭において、好みのドレスを絞りこみ的確に選んでいく。
その人にピッタリのドレスが見ている私達にもわかる事がおもしろい。
自分にぴったりの好みのドレスを着た時は、新婦の顔がはっきりと違っているのが、わかるんですね。一緒に来店している母親や家族の顔が、明らかに違うのね。うわー、と言いながら顔がパッと明るくなり、中には感動して泣きだす人もいる。新婦自身も思いに叶ったドレスを試着した時は、もう、顔がパッとなってはっきりと違うのね。面白いです。
その人に似あうドレスが確実にあると言う事が、よくわかるんですね。
それで、面白い。
今は、HULUなどを通して、見たいときに何時間でも過去のエピソードが見れるので、夕食後に何時間もそのまま座り込んで見入ってしまったりする。
ドレスもいろんなドレスがあって、人気はAラインとか、マーメイドと言うスタイルの様。特に、背が高くてグラマラスなアメリカ人の体系なら、マーメイドがよく生える。背が低い人や、ストンとした体系では中々着こなすのが難しいドレスと言える。
昨年、姪っ子の結婚式のドレスを近くの専門店に行って手伝った時のことが思い出される。そこは、マンハッタンの有名店にはかなわないけれど、普通に一般の人が利用できるくらいの内容のお店で、結婚式だけではなく、パーティー用のドレスを色々扱っているお店だ。
電話で予約を入れて、時間通りにお店に行くと、受付で担当の販売員に引き合わせてもらった。年配の経験豊富そうなおばあちゃん販売員で、我々の希望を聞き、ほっそりとして胸もあまりない姪っ子の体系を見るや、お薦めのドレスがあると言う事で、定価700ドルのドレスが99ドルになっているのを持ってきてくれた。Aラインで全体にレースとビーズがあしらわれた、中々高級そうに見えるドレスだった。安くなった理由は、多分サイズ割れ。そのドレスは日本で言えばSサイズ、もしくは9号とかなのだけど、ここでは、あまり出ないサイズになる。こちらは、もうちょっと大きなサイズが主流ですから、売れ残っているドレスだったのだと思う。
それでも、3着くらいは着てみたが、結局、販売員の女性が最初に薦めてくれたドレスが一番姪っ子にはぴったりだったわけで、そのドレスを格安で購入したわけだ。
番組を見ながら、娘と二人、ああでもないこうでもないと言いながら、私だったらこのドレスとか思いながら、夢を膨らませる。結婚をひかえた幸せな出演者と共に、夢を一緒に見る番組なのかな、だから、その気持ちを共有するので、見る側まで幸せな気分になるから、きっと見入ってしまうのかもしれないな、と思っている。